こんにちは、茶子です。
渋谷の街は、今どんどん変わっていますね。
2018年9月13日にオープンした「渋谷ストリーム」、「渋谷ブリッジ」につづいて、渋谷ストリームと渋谷ヒカリエの目の前、渋谷駅の中心にさらに巨大な高層ビルが建築中。
2019年11月1日にオープンする「渋谷スクランブルスクエア/SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE」と2019年12月にオープンする「渋谷フクラス/SHIBUYA FUKURAS」です。
今回は、オープンが待たれる「渋谷スクランブルスクエア」のフロア構成やテナント情報についてお届けしていきます。
渋谷スクランブルスクエアのレストランと渋谷スカイの詳細は、以下の記事をご覧ください。
- 2019.12.08 謎の16Fの正体が判明
- 2019.10.17 WeWork時事ネタをを追記
- 2019.06.27 レストラン・カフェ情報を追記
- 2019.04.10 渋谷スクランブルスクエア開業が2019年11月に決定
- 2018.11.17 渋谷スカイ、渋谷キューズの情報を追記
- 2018.08.15 記事を公開
渋谷スクランブルスクエアは47階建て、高さ約230M!
渋谷スクランブルスクエアは、渋谷エリア最高となる高さ約230メートル・地上47階・地下7階建ての渋谷で一番高い高層ビルです。
渋谷スクランブルスクエアは渋谷一の高層ビル
渋谷スクランブルスクエアは、渋谷で一番高い建物になります。
- あべのハルカス – 300m (日本一)
- ミッドタウン・タワー – 248.1m (東京一)
- 渋谷スクランブルスクエア – 230m
- セルリアンタワー – 184m
- 渋谷ヒカリエ – 182.5m
- 渋谷ストリーム – 179.95m
セルリアンタワーや、ヒカリエよりも、50mも高いんじゃな!
そう、渋谷スクランブルスクエアからは360度の展望が望めるのじゃ
渋谷スクランブルスクエアの場所
渋谷スクランブルスクエアは渋谷駅の真上、まさに渋谷の中心に位置します。
眼の前にはスクランブル交差点、渋谷のシンボル、渋谷ヒカリエと、渋谷ストリームに囲まれたロケーションは最高ですね。
渋谷スクランブルスクエアの規模・設計デザイン
さて、渋谷スクランブルスクエア(東棟)の規模と設計デザインを見てみましょう。
名称 | 渋谷スクランブルスクエア/SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE |
---|---|
事業主体 | 東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄 |
所在 | 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 |
延床面積 | 第Ⅰ期(東棟)約181,000m²、第Ⅱ期(中央棟・西棟)約96,000m² |
階 数 | 第Ⅰ期(東棟)地上47階 地下7階、第Ⅱ期(中央棟)地上10階 地下2階、(西棟)地上13階 地下5階 |
高さ | 第Ⅰ期(東棟)約230m、第Ⅱ期(中央棟)約61m、第Ⅱ期(西棟)約76m |
設計者 |
渋谷駅周辺整備計画共同企業体( 日建設計 / 東急設計コンサルタント / ジェイアール東日本建築設計事務所 / メトロ開発 ) デザインアーキテクト ( 日建設計 / 隈研吾建築都市設計事務所 / SANAA事務所 ) |
施工者 |
渋谷駅街区東棟新築工事共同企業体 ( 東急建設 / 大成建設 ) |
開業 | 第Ⅰ期(東棟)2019年11月、第Ⅱ期(中央棟・西棟)2027年度 |
渋谷スクランブルスクエアの外観
渋谷スクランブルスクエアは、渋谷ストリームと同様に、特徴的なデザインをもつ建物となっています。
特に特徴的なのは、木の葉の様になめらかな曲線を描く壁面の意匠と、建物最上部に設置される展望施設「Shibuya SKY」です。
渋谷スクランブルスクエアの設計
渋谷スクランブルスクエアの設計は、日建設計 / 隈研吾建築都市設計事務所 / SANAA事務所。
隅健吾さんといえば、2020年に開催される東京オリンピックの、オリンピックスタジアム(新国立競技場)の設計者としても有名ですね。
渋谷スクランブルスクエアの開業は2019年11月1日
渋谷スクランブルスクエア(東棟)の開業は2019年11月1日(竣工は2019年9月)です。
第Ⅱ期(西棟、中央棟)の完成は、なんと8年後の2027年度を予定しています。
渋谷再開発は順調に進捗中!
渋谷の街は、2012年の渋谷ヒカリエのオープン以来、大きく変わり続けています。渋谷スクランブルスクエアと渋谷フクラスのオープンは、新しい渋谷の幕開けとなるでしょう。
2012年4月開業
2018年9月開業
2018年9月開業
2019年3月開業
2019年11月1日開業
2019年12月開業
2023年開業(予定)
渋谷スクランブルスクエアは渋谷の街の導線を変える
渋谷スクランブルスクエアは、渋谷の街に「新たな人の導線」を創造します。
上記の地図をご覧ください。これまで渋谷は、国道246号線が人々の往来を阻む壁となり、南北の人の流れを遮っていたのです。
上記写真は、渋谷スクランブルスクエアから渋谷ストリーム方面を見たものです。従来は、狭い横断歩道を渡らないと国道246号線を横断することが出来ませんでした。
そのため、徒歩での往来には非常に時間がかかりました。
しかし今後は、渋谷駅から2Fのデッキを通って、そのまま渋谷ストリーム方面に移動することが可能となります。これにより、渋谷から国道246号線を越えて、代官山方面まで人が回遊する可能性がでてきました。
すでにこのブログでもご紹介したとおり、渋谷ストリームには多くの魅力的な飲食店がテナントとして入ったことで、今後は、渋谷駅の南方面にランチやディナーに向かう人の流れが増えそうです。
渋谷スクランブルスクエアが完成すると、何がどう変わるんじゃ?
渋谷駅から、渋谷ストリームのある、渋谷南口方面へのアクセスが格段に改善するのじゃ
渋谷スクランブルスクエアのフロア構成
渋谷スクランブルスクエア(東棟)のフロア構成を見てみましょう。
45~屋上 | 渋谷スカイ/SHIBUYA SKY |
17~45階 | オフィス |
15階 | 渋谷キューズ/SHIBUYA QWS |
B2~14階 | ショップ&レストラン (レストラン・グルメ等店舗) |
B7~B3階 | 駐車場 |
展望施設 渋谷スカイ(14F、45F、46F、屋上)
渋谷スクランブルスクエアで最もワクワクさせてくれるのは、渋谷スカイ/SHIBUYA SKYです。
地上約230メートルという、渋谷で一番高い展望施設からは、東京を360度の大パノラマで見渡すことができます。
渋谷のスクランブル交差点は世界的に有名な観光地ということもあり、渋谷スクランブルスクエアは海外からの観光客にも人気のスポットとなりそうですね。
展望施設「渋谷スカイ/SHIBUYA SKY」は、屋外と屋内から構成されます。
屋上展望空間 約2,500㎡、屋内展望施設 約3,000㎡とかなり広大な施設です。
渋谷スカイ/SHIBUYA SKYの演出は、クリエイティブ集団・株式会社ライゾマティクスが手がけることが発表されました。「ライゾマティクス」は、インタラクティブな広告やメディアアート作品で注目されるクリエイター集団。「六本木アートナイト」なども手がけている。
渋谷スカイ/SHIBUYA SKYは単なる展望台ではない!
渋谷スカイ/SHIBUYA SKYは単なる広大な展望台ではありません。展望施設全体を、「一貫した体験ストーリーで演出」されるとのこと。おそらく、今まで見たこともないようなインタラクティブな仕掛けがありそうですね。
入場料は2000円!どんな体験ができるのか楽しみじゃ
名称 | SHIBUYA SKY(渋谷スカイ) |
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フロア | 14階(チケットカウンター)・45階・46階(屋内展望施設・土産店・カフェ)・屋上(屋上展望空間) |
入場料 | 2,000円(当日窓口)、1,800円(WEBチケット) |
営業時間 | 9:00~23:00(最終入場22:00) |
混雑が予想されることから、開業直後の2019年11月分のチケットは完全予約制になります。
オープン初日レポートです。
オフィス(17F~45F)
渋谷駅周辺最大級となる賃貸面積約73,000m²の ハイグレードオフィスは、展望施設が3フロアを使用する場合は、16F~44Fの合計29フロアとなります。
基準階面積は最大約2,900㎡
渋谷スクランブルスクエアの17F~45Fは、賃貸面積約73,000㎡、基準階面積は最大約2,900㎡(約870坪)もあります。
なんだか、広そうじゃのう!
渋谷スクランブルスクエアの延べ床面積は東京ドーム約4個分!
ちなみに、渋谷スクランブルスクエアの全体の広さはどの位なのでしょうか?
渋谷スクランブルスクエアの延べ床面積(約181,000m²)を、東京ドームの広さ(約46,755 m²)で割ると、3.87と、約4個分となります。
基準階の広さは、870坪(約2876m²)ということですので、オフィスフロアの総面積は、2876m² X 29フロア =83,404m²となり、賃貸面積は全体の約87%、残りの13%がエレベーターや通路、共用施設となります。
さて、気になるテナントですが、既に8社の入居が発表されています。
エヌエヌ生命保険(43階・42階)
エヌエヌ生命保険はオランダ・ハーグに本拠を置くNNグループの一社で生命保険サービスを展開しています。最上階層の2フロアに入居します。
WeWork Japan(ウィーワーク・ジャパン)(39階)
WeWork Japan(ウィーワーク・ジャパン)は、世界中でコワーキングスペースを提供している米国の企業です。渋谷スクランブルスクエア東棟の5フロアに国内最大規模となる3500隻のスペースを設けることが発表されました。
WeWork は、IPO(株式上場)撤回など、バブルが弾けそうじゃが大丈夫なのかのぅ??
ロッキング・オン・グループ(27階)
ロッキング・オン・ホールディングスは、洋楽誌『rockin’on』、邦楽誌『ROCKIN’ON JAPAN』の編集・広告営業業務を手がける「株式会社ロッキング・オン」や、フェスティバル及びイベントの企画・制作・運営を行う「株式会社ロッキング・オン・ジャパン」などのグループ企業を管理しています。
エクスコムグローバル株式会社(26階)
海外渡航用のレンタルWiFi「イモトのWiFi」で有名ですね。
レバレジーズグループ(24階・25階)
レバレジーズ株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、ITと人材に特化したメディア、マーケティング事業を手掛ける会社。転職人材紹介も行っています。
株式会社サイバーエージェント(23-19階)
最近はインターネットテレビ局「AbemaTV」の運営や、自社の社員をアマゾン・プライムビデオの人気番組「バチェラー ジャパンシーズン2」に出演させたことなどで有名ですね。
サイバーエージェントの本社は、東京都渋谷区宇田川町に竣工予定の複合ビル「Abema Towers(アベマタワーズ)」となり、渋谷スクランブルスクエアの5フロアに、広告事業を中心としたサイバーエージェントおよびグループ会社が入居するとのこと。
株式会社ミクシィ
日本発のSNS「mixi」などを運営する会社ですね。移行前の現行オフィスの面積は5,573m²で、グループの従業員数が832名(2018年8月10日時点のIR資料)ということですので、一人あたりのオフィススペースは約6.7m²ということになります。
下記参考リンクの2つめの記事によると、2011年時点での従業員数は600名で、一人あたりのオフィススペースは約9.3m²だったことから手狭になってきたということですね。
まだ発表されていませんが、仮に一人あたりのオフィススペースを2011年時点の約9.3m²にするとした場合、将来の増員も考えて、9,300m²(1000名x9.3m²)程度は必要になるのではないでしょうか?
フロアの基準面積が870坪(約2876m²)ということなので、3.5~4フロアあれば十分ですね。フリーアドレスや、リモートワークを推進することで3フロア以下でもまかなえるのかもしれません。
16Fはビル風対策で中空層?(16F)
公開されている情報によると、16階に関する情報が全くありません。
東京急行電鉄株式会社と東急不動産株式会社のリリースした資料(下記リンク)によると、16Fは存在しないようです。風の通り道ということでしょうか?
きっと風水的な、あれじゃ
ビル風対策かもね
謎の16Fの正体ですが、完成後の建物を確認してみると風の通り道ではなさそうです。ぎっしりと設置されているのはどうやら空調設備のようですね。
イノベーション促進交流施設 渋谷キューズ/SHIBUYA QWS(15F)
クリエイティブ・コンテンツ産業のイノベーションを促進する 交流施設 渋谷キューズ/SHIBUYA QWSが15Fに入居します。
渋谷キューズ/SHIBUYA QWSのコミュニティコンセプトは「Scramble Society(スクランブル ソサエティ)」
渋谷キューズでは、多様な人々の交流を促し、社会価値を生み出すイノベーションを促進するコワーキングスペースを提供。
200名規模のイベントスペースをはじめ、東京大学・東京工業大学・慶應義塾大学・早稲田大学・東京都市大学と連携して、クリエイティブ人材の育成を目指します。
渋谷キューズ/SHIBUYA QWSでは、イノベーションを促進する「場」が提供される
渋谷キューズには、打ち合わせスペースとしてつかえる「クロスパーク/Cross Park」、様々なイベントが開催される「スクランブルホール/Scramble Hall」、そして、ソファや個室を備えた「サロン/Salon」が設置され、会員間のコラボレーションを促進します。
商業:レストラン・カフェ・店舗など(B2~14F)
渋谷スクランブルスクエアの商業施設は、B2~14Fの16のフロアで構成されます。店舗面積が 約32,000m² ということですから、大規模な商業施設となっていますね。(西棟、中央棟完成時には、合計約70,000m²)
ASOVIVAとは「遊び場」と「VIVA=うれしいこと」を 掛け合わせた造語。「買い場」「過ごす場」「集いの場」という「3つの遊び場」が提供されます。
トラットリア アマルフィターナ
南イタリアの味を楽しめる、青山のイタリアンレストランが渋谷スクランブルスクエアに出店します。
CRISP SALAD WORKS
自分のスタイルで好きなようにカスタムして食べられる「チョップドサラダ」の専門店が渋谷スクランブルスクエアに出店します。
カフェ(店舗名 未発表)
パンケーキ専門店「Butter」や、東京ミッドタウン日比谷の「Patisserie&Cafe DEL’IMMO/パティスリーアンドカフェ デリーモ」を手がけている、「株式会社スイーツデザインラボ」が渋谷スクランブルスクエアに新店舗を出店します。詳細は未発表ですが楽しみですね。
駐車場?(B7~B3)
駐車場についても詳細の発表はありませんが、仮にB7~B3までの5フロアを駐車場として利用する場合、基準階の広さ870坪(約2876m²)x 5 = 14,380m²となり、600台以上は駐めることが出来そうです。
渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン
渋谷スクランブルスクエアの12階と13階には、レストランフロア「FOODIES SCRAMBLE(フーディーズ スクランブル)」がオープン! 国内初出店を含む、17店舗のレストランが出店します。
渋谷スクランブルスクエアのレストラン、カフェの詳細はこちらをご覧ください。
12階 レストラン
レストラン・カフェ名 | ジャンル・特徴 |
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カールヴァーン・トウキョウ | アラビア・地中海料理/クラフトビール |
串の坊 | 串揚げ |
すし 松栄 | 寿司 |
半笑(ハンワライ) | そば |
もへじ | もんじゃ焼き/一品料理 |
グーオ バイ ギンザ アスター | 中華料理 |
しゃぶしゃぶ つかだ | しゃぶしゃぶ/すき焼き |
テッパンヤキ テン | 鉄板焼き |
ビステッカ・アラゴスタ | イタリアン |
13階 レストラン
レストラン・カフェ名 | ジャンル・特徴 |
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蟻月 (アリヅキ) | もつ鍋/博多鉄板焼き |
立呑み天ぷら喜久や | 立ち呑み天ぷら |
鼎泰豐 (ディンタイフォン) | 台湾点心 |
ホセ・ルイス | スパニッシュ |
お好み たまちゃん | お好み焼き/韓国惣菜 |
つるとんたん ウドン ヌードル ブラッスリー | うどん |
パスタハウス エーダブリュキッチン フィリア | イタリアン |
ラ コキーナ セルベセリア | スパニッシュ |
さいごに
さて、渋谷スクランブルスクエアの魅力、フロア情報、テナント情報(オフィス、レストラン、カフェ、店舗)などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
渋谷の街が変っていく様子には、今後も要注目ですね!
本記事は、公式情報が発表されしだい継続的に更新していきますのでお見逃しなく。
ではまた!
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