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カタログからカメラの機能と性能を正しく読み解き、比較する方法

当サイトは実体験をもとにしたブログですが、広告リンクを含む場合があります

こんにちは、茶子です。

最近すっかりカメラにはまってしまいました。

毎日持ち歩くカメラとしては、キャノンのG9x MarkⅡを使っているのですが、最近は高性能な「ミラーレス」や「一眼レフ」も欲しくなり、まったく困ったものです。

愛用中のG9x MarkⅡを購入して(G9x Mark Ⅱ購入時の記事)からというもの、写真やカメラの情報を見るのがますます楽しくなり、時間さえあればカメラの販売店へ出かけ、実機を触ったり店員さんと話したりしています。また、キャノンのEOS M100でブルーインパルス(航空祭)を撮ってみたり、フジフィルムのFUJIFILM X-T20で紅葉やライトアップを撮ってみたりと、楽しんでいます。

私なりにカメラについて分かったことを、少しずつでも皆さんと共有していけたらなと思いました。
興味がある方は、お付き合いくださいませ。

目次

カタログから読むカメラの性能と機能を知る

今回も含めこれから数回に分け、カメラの性能や機能についてお話ししていきます。

今後このシリーズでは以下のテーマでお伝えしていこうかと思います。

 

本日は
カタログから読むカメラの性能 概要編」と題し

  • メーカーが公表しているスペック表をどう読めば、カメラ性能が分かるのか
  • スマホ、コンデジ、ミラーレス、一眼レフ間での性能差について

といったことを見ていきたいと思います。

 

 

高画素という名のトラップ

突然ですが、「高画質のカメラが欲しい」と思ったとき、どこに注目されますか?

高さん
???

画さん
… …

質さん

質さん
が、画素数!

 

どうでしょうか?

カメラ好きの方はご存知だったかと思いますが、おそらく中には「画素数」と答えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

答えを先に言ってしまうと

高画素 = 高画質 ではありません

むしろ、他のスペックが同じ条件であれば、画素数が高いほうが画質が落ちてしまう要因にもなります。

良い画質を求めるなら、「撮影素子(イメージセンサー)」と「レンズの性能」です。

 

高画質=高画素ではなかったという罠

私自身のことをお話しすると、画素数と画質は比例するものだと、長い間思っていました。

だってねえ。。

これまでカメラメーカーは ”より画素数” の高いカメラをこぞって発売し、

お店に行けば「このカメラは画素数が高いので綺麗に写真が撮れますよお~」って勧められる。

でも実は

高画質 ≠ 高画素

という実態。

いったい今までどんなマジックにかかっていたのでしょうか…

 

 

画素数とは

では、画素数はなにを表しているのかというと

カメラに搭載された撮影素子(イメージセンサー)において、記録に使われている画素(ピクセル)の数になります。

画素数は一枚の写真に含まれる情報量と関係するので、一見「高画素数 = 高画質」のように思ってしまいがちです。

しかし、たとえ画素数が多くても撮像素子(イメージセンサー)の面積が小さいと、そのぶん1画素あたりの受光面積が小さくなり、結果 情報の “質” が低下してしまうといったことが起きてしまうのです。

 

[コラム] スマホ売り場での出来事

あ、そうそう。

実はつい先日、家電量販店のスマホコーナーへ立ち寄った際、店員さんにスマホカメラについて伺ってみました。

 

私(茶子)
きれいに写るカメラを搭載しているのは、どのスマホですかね?

店員さん
あ、この機種なら画素数が高いので、より高画質に撮れますね

私(茶子)
へ?? そうだっけ…

 

いあ、私自身も以前は、高画質 = 高画素だとずっと思い込んでいたのでよく分かるのですが。。。やはりまだ勘違いしている方は多いのだなと思った出来事でした。

 

 

カタログから見えてくるもの

はて、画素数 ≠ 高画質でないことが分かった今、いったい何を基準にカメラを選べばよいのでしょう?

 

カさん
ズームの大きさ!!

タさん
バッテリーの持ちかな…?

ロさん
ちょ、WiFi機能はやっぱり必要だよねえ

グさん
いやいや、起動時間でしょう?いかに早く撮れるかが重要。

 

もちろん人によって、どこに比重を置きたいかという価値観の違いはあると思います。

また、カタログにはカメラのアピールばかり書いてあり、どのカメラも ”なんだか良さそう” に見えてしまいますよね。

でもね

カタログの一番後ろのほうを見てみてください。なにやら表が載っていますよね。そこにある仕様書が、実は一番、カメラの真実を物語っているのかもしれませんよ。

 

ということで

ここからは、カタログの仕様書がいったい何を語っているのかについて、見ていきたいと思います。

 

写真の画質にかかわるスペック

画質を左右するスペックとしてどんなものがあるでしょう。

最初に挙がってくるのはこの2つ

  • 映像素子(イメージセンサー)
  • レンズの開放F値(絞り値)

 

 

映像素子(イメージセンサー)

映像素子(イメージセンサー)は、光の情報を受取るカメラの心臓部です。一般にこのサイズが大きいほど、性能が高いといわれています。

大きい順に、フルサイズ、APS-C、フォーサーズ、1.0型、2/3型、1/1.7型、1/2.3型などがあります。

カメラのイメージセンサー大きさ比較の図

 

スマホ、コンデジ、ミラーレス、一眼レフで比較してみると

映像素子の使用例

  • スマホカメラ:1/3型、1/2.3型
  • コンデジ:1/2.3型、1/1.7型、2/3型、1.0型 etc…
  • ミラーレス:フォーサーズ、APS-C、フルサイズ etc…
  • 一眼レフ:APS-C、フルサイズ

こうやってみると、やはり映像素子の大きさは

一眼レフ ミラーレス コンデジ スマホカメラ

という構図になっているということが見えてきますね。

 

開放F値

開放F値とは、レンズの絞りを最大限に開けたときの数値。

 

F値が小さいほど、レンズの絞りを開放した状態で、光をより多く取り込める仕組みになっています。

一般にこの数値が小さいほど性能が高いとされます。

 

 

撮影の表現力にかかわるスペック

撮影の表現力に影響するスペックとしては
焦点距離、シャッタースピード、光学ズーム、などが挙げられるかと思います。

 

焦点距離

焦点距離は、mmで表わされます。
この値が小さいほど、より広い範囲の写真を撮ることができます。広角レンズなどと呼ばれるものは、だいたい18mm~くらいからあるようです。(メーカーにより異なる)
また、この値が大きいほど、より遠くのものを大きく撮ることができます。望遠レンズと呼ばれるものは、~600mmくらいまであるようです。(メーカーにより異なる)
コンデジなどレンズの交換ができないカメラの場合、この値の幅が大きいほどより柔軟な撮影が可能になるということになります。

 

 

シャッタースピード

シャッタースピードはシャッターが開いている時間を表します。

シャッターが開いている間は、光が撮影素子(イメージセンサー)にあたっていることになるので、この値が大きければ大きいほど、光を取り込む時間が長くなり、小さければ小さいほど、短くなります。

この値を大きく(シャッタースピードを遅く)することにより、動いている被写体の動きを表現することができます。

この値は大きいから良い、小さいから悪いということではなく、それぞれメリットデメリットがあります。

例えば、後ほどお話しますが、値が小さければ、それだけ手振れを防止するのに役立ちます。

 

光学ズーム

光学ズームは、最短の焦点距離からの倍率です。

例えば、焦点距離が26mm~156mmだった場合の光学ズームの値は6倍になります。逆にいえば、最短焦点距離が26mmで光学ズームが6倍の場合、最長焦点距離は156mmだと分かるわけです。

つまり、焦点距離のところでもお話ししましたが、
コンデジなどレンズの交換ができないカメラの場合、この値が大きいほど焦点距離の幅も大きいということになり、より柔軟な撮影に対応可能ということになります。

 

 

 

画像の色や明るさの調整にかかわるスペック

画像の色や明るさの調整にかかわるスペックとしては、ホワイトバランス、露出補正、ISO感度、露出の測光方式などがあります。

また既に上記で触れた、シャッタースピードは光を取り込む時間に、F値(絞り値)は光の取り込む量に、映像素子(センサー)は、光の「受けとる量」に影響します。

ここでは長くなってしまうので、細かいことは、別記事で触れたいと思います。

 

手振れ防止やフォーカスをサポートしてくれるスペック

カメラを完全に固定できない状況では、どうしてもカメラが振るえてしまったり、水平に保てなかったり。
また、中々フォーカスが定まらず、ピントがずれてしまったり。

 

そんな残念な写真をできるだけ防ぐための機能があります。

例えば

  • 手ブレ補正機能
  • フォーカス制御
  • 水準補正
  • 連続撮影

などです。

また、手振れには、シャッタースピードも影響してきます。

 

長くなってしまうので、細かいことは、別記事で触れたいと思います。

 

使い勝手にかかわるスペック

どんなに高性能で盛りだくさんな機能を搭載していても、使い心地が悪くては、写真を撮っていても楽しくありませんよね。

そんな使い心地に関わるスペックとして

  • バッテリーの持ち
  • カメラのサイズ
  • (カメラ本体のホールド感)
  • (操作性)

etc…

※ホールド感や操作性に関してはカタログから読むことは難しいので、実機を触ってみたり、口コミを参考にしてみると良いかと思います

などがあるでしょう。

 

また用途によっては、

  • WiFiやBluetooth機能:SNSにカメラから直接アップしたり、携帯に写真を取り込んだりしたい人は、WiFiやBluetoothが欲しくなるでしょう。
  • GPS機能:撮影場所を特定するためGPSの機能は必須というかたもいらっしゃるかもしれません。
  • 防水機能:アウトドアで使いたい場合には防水機能が必要になる場合も。

 

  • ファインダー:カメラはやっぱりファインダーをのぞいて撮りたいというこだわりのある方は、ファインダー付きのものは必須でしょう。

 

これらのことは、カメラをより快適に使うために必要な要素となってきますね。

さいごに

カメラの仕様書に載っている重要なスペックをピックアップし、カタログに掲載されている情報から、カメラの機能と性能を正しく読み解き、比較する方法についてお届けしました。

カタログからは、実はとても様々な情報が得られるということが分かりますね。カタログに記載の仕様が、撮影にどう影響するのか考えながら見ていくと、楽しいかと思いますよ。

カタログから読むカメラの機能と性能についてまとめたシリーズもよかったらご覧になってみてください。

ではまた。

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