花とボケ

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写真表現の幅を広げるカメラの性能 – 絞り、シャッタースピード、焦点距離を見てみよう 

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こんにちは、茶子です。

今日は、カメラのスペックの中でも表現の幅に関わる

  • 絞り
  • シャッタースピード
  • 焦点距離

についてお話したいなと思います。

下記の「カタログから読むカメラの性能と機能」の続きになりますので、よかったらこちらの記事もご覧下さい。

 

最初に「写真の表現の幅」と「本記事で扱う内容」について少しお話してから、本題に入っていきたいと思います。

 

写真表現の幅を広げる?

写真の表現の幅を広げると一言で言っても、おそらく「表現の幅」を出すための要素は沢山あるかと思います。

例えば
カメラを変えてみる
レンズを換えてみる
テクニックを身につける
etc…

あと、なんだろう。。。

写真に自分のありったけの想いをのせる..
とか?( こいつ何いってるんだ!? って思わないでね (^^) )
写真って結構、その時の感情だったり、その人の個性だったりが出るような気がしませんか。

中野ーまんだらけ電車

 

カメラやレンズを選ぶための知識や撮影テクニックが少しでもあれば

  • 今まさに目にしている感動の瞬間を切り取ってみたり
  • 自分の心に描いたイメージを写真で形にしてみたり

といったことがより簡単にできるようになり、楽しいですよね ♪♪

ということで、表現の幅を広げるためのカメラの機能ってなんだろう?を、あらためて見ていきたいと思います。
カメラ購入の際や、写真を撮る際の参考にしてみてください。

新宿ー都庁と夕焼け

 

どんな人に向けた内容か

カメラ選びで迷っている方や、カメラ初心者の方が写真を撮る際の参考にしていただけると嬉しく思います。

私自身、自分に合うカメラを欲しいと思った時、何を基準に選んだらよいのか分からず、かなり悩みました。そんな経験をもとにお話ししていけたらと思います。

カタログから読むカメラの性能と機能 も合わせてご覧になってみてください。

近所に咲く花

 

 

【絞り(絞り値・F値)】は写真の明るさを調整したり、ボケ感のある写真を作り出す

絞りは、写真の明るさボケ感を表現する大切な部分。絞り具合を絞り値(F値)を使って表します。レンズ(カメラ)を選ぶときはもちろん、写真を撮る時も意識していきたい値です。

絞りの図

 

絞り(絞り値・F値)とは

絞りとは、レンズの中にあり、レンズを通して入ってくる光の量を調節する部分です。カメラのレンズに F2.0 や F5.6 といったF値とよばれる値が書かれていますね。撮影する時は、絞り優先モード(A, Av)やマニュアルモード(M)で、このF値を設定することができます。

F値が小さいほど、絞りが開放されているため、取り込む光の量がより多くなります。

 

カメラの絞りのイメージ図

 

 

F値を小さくして光を沢山取り込むと、下の写真のように、背景がボケます。これにより、フォーカスを当てた被写体をより引き立たたせ表現することができます。

写真ーボケ写真の例

 

開放F値

カタログやカメラのレンズに書かれているF値は、開放F値といって、絞りを最大限に開放したときの値になります。開放F値は、レンズの性能を見る上で重要な1つの指針になります。

一般に、F値の小さいレンズほど「明るいレンズ」と呼ばれ、価格も高くなる傾向にあります。

 

絞りによる表現の変化

試しに、キッチンにあったティーバックを、絞り値(F値)を変えながら撮ってみました(使用したカメラはキャノン Powershot G9x Mark 2)。

絞り値 F2.0、F2.8、F4.0、F5.6、F8.0、F11.0 の値で撮影した写真を並べてみます。全て手前のティーバックにフォーカスを当てました。

絞り値(F値)ごとのボケ感の違いを表した写真

 

F2.0の写真では、奥のティーバックが完全にボケていますね。

絞り値F2.0で撮った写真

 

ところが、F値を大きくするほど、奥のティーバックまでピントが合っていくようになります。

F11で撮った写真では、手前から奥まで全体にピントが合っているのがご覧いただけると思います。

絞り値F11で撮った写真

 

このように、絞りをより開放する(F値がより小さい)ほど、ピントの合う奥行きが狭くなるため、背景のボケ感が大きくなります。
逆に、絞りをより絞る(F値がより大きい)ほど、ピントの合う奥行きが深くなるため、ボケのないシャープな写真を作ることができます。

最大限に開放できる絞り値/F値「開放F値」は、レンズにより異なります。

撮りたい写真のイメージにもよると思いますが、カメラやレンズを選ぶときは、この開放F値もチェックしてみましょう。

 

花とボケ(近所に咲く花。EOS M100で撮影。絞り値はF4.5に設定しました)

 

 

【シャッタースピード】は、動くものの瞬間を切り取ったり、流れのある写真を作り出す

シャッタースピードは、レンズを通して入ってきたが、イメージセンサー(映像素子)にあたる時間を調整します。

 

よく「一瞬を切り取る」などと表現されますが、シャッタースピードを速くすることで、動く被写体の一瞬を止めて写すことが可能となります。

アメフトーシャッター速度2500(シャッタースピードを速くした写真の例。1/2500秒で撮影された写真です)

逆に、シャッタースピードを遅くすることで、被写体に動きを出し躍動感を表現することも可能です。

自転車ーシャッター速度1/60(シャッター速度の遅い写真の例。1/60秒で撮影された写真です)

 

シャッタースピードがかなり速いカメラだと、最高1/32000秒の

  • ソニー α9 ILCE-9 (最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影)公式ページ
  • オリンパス OM-D E-M1 Mark II (最高60コマ/秒 連続撮影)公式ページ

などがあります。

 

 

その他、ニコン D850、キャノン EOS 5D Mark IV、ソニー α7R III ILCE-7RM3 などの、1/8000~30 秒なども早いですね。

 

 
1/8000秒以上になると、降り注ぐ雨ですら止って見える世界になるというので、撮影の世界がグンと広がる感じですね。

 

ここでは、一般的な 1/4000~30 秒を例にとって、撮影シーンごとにオススメとされるシャッタースピードを見ていきたいと思います。

 

星空

星を点状で表現する場合には15~30秒が目安、線状に表現する場合は20~30分に設定、もしくは連続撮影したものを合成

星空ーシャッター速度20秒

 

花火

花火は5秒前後が目安

花火ーシャッター速度5秒前後

 

流し撮り

1/60秒以下

自転車ーシャッター速度1/60

 

水の動きをシャープに表現

水の動きを止めて取りたい場合は、1/500秒以上

水しぶきー1/1000秒

 

動物

動物を取る場合は、1/1500秒以上で

犬がジャンプー1/1600秒

 

航空機

撮りたいイメージに応じて… 下の写真は、航空機(ブルーインパルス)を 1/2000秒でとったもの。

プロペラ機などプロペラが回って動きのある写真を撮りたい場合は、もっとシャッタースピードを遅く、1/250秒くらいを目安にするといいようです。

航空機ーシャッター速度1/2000秒、焦点距離184mm

 

スポーツ

瞬間を切り取るためには、1/2000秒以上

アメフトーシャッター速度2500

 

 

いかがでしょうか。

流れを表現したいときはシャッタースピードを遅く、早く動くものの瞬間を切り取りたいときはシャッタスピードを早くするということが分かりますね。

 

【焦点距離】は、画角(広角~望遠)を変えたり、ボケ感のある写真を作り出す

 

カメラを構えズームを調整する人の写真

 

焦点距離は、写る写真の範囲(画角)を変えたり、ボケ感をコントロールしたりします。ズームやレンズ交換で調整できます。

 

焦点距離と画角

広角:焦点距離がより短いほど、写る範囲(画角)は広くなります。その分被写体は小さくなります。風景写真や星空などは、より短い焦点距離(広角)がおすすめです。

焦点距離ー広角イメージ図

 

望遠:焦点距離がより長いほど、写る範囲(画角)は狭くなります。その分被写体は大きくなります。遠くのものを拡大して撮りたい場合は、より長い焦点距離(望遠)で撮るとよいでしょう。

焦点距離ー望遠イメージ図

 

 

 

先日行った航空祭で撮った航空機を例に、焦点距離ごとの写真の雰囲気を見ていきたいと思います。

 

焦点距離:28mm (35mmフィルム換算値)

航空機(ブルーインパルス)が航空ショーの会場に入ってきた瞬間だったので、全体を写したいと思いました。持っていたカメラで一番広角側の28mmで撮影しています。

航空機ー焦点距離28mm

 

焦点距離:89mm (35mmフィルム換算値)

ブルーインパルスに少し近づいて撮ってみました。焦点距離89mmです。

航空機ー焦点距離89mm

 

 

焦点距離:184mm (35mmフィルム換算値)

ブルーインパルスにさらに近づきます。焦点距離184mmです。

航空機ーシャッター速度1/2000秒、焦点距離184mm

 

焦点距離:323mm (35mmフィルム換算値)

さらに近づきます。焦点距離323mmです。これが、この日持っていったカメラのレンズの限界でした。さらに焦点距離の長い超望遠レンズだったらもっと近づけていたのかもしれませんね。。

ブルーインパルスー焦点距離323mm

 

焦点距離とボケ感

焦点距離は、広大な景色を広角側で撮ったり、遠くのものを大きく写したりするだけではありません。

焦点距離を長く(望遠)すると、ボケ感も演出できます。

下の写真は、またまたキッチンにあったティーバックを使い、焦点距離を変えながら撮ってみました(使用したカメラはキャノン Powershot G9x Mark 2)。

焦点距離を変えて撮った写真(左上から時計回りに、焦点距離 28mm、35mm、50mm、84mm(35mm版換算))

 

望遠側の84mmで撮ったものは、奥のティーバックがボケています。

焦点距離84mm

 

広角側の28mmで撮ったものは、奥のティーバックまでくっきり写っていますね。

焦点距離28mm

 

 

 

[コラム] ボケを作る要素とは?

撮影するシーンによって

  1. 近くにあるものから遠くにあるものまでハッキリ撮りたい
  2. 背景をボカして被写体をより際立たせたい

といった時があるかと思います。

(2)のようにボカしたい場合、覚えておきたい5つの要素があります。

本記事で紹介した、絞り焦点距離がまず2つ。あと3つは

  • イメージセンサー:イメージセンサーが大きいほど、ボケが作りやすくなります
  • 撮影距離:被写体との距離が近いほど、ボケが作りやすくなります
  • 背景距離:被写体と背景との距離が長いほど、ボケが作りやすくなります

 

ボケを作る要素の表

 

ボケ味のある写真を取りたい場合、この5つを覚えておくと便利ですね。

 

カタログから読むカメラの機能と性能

カタログから読むカメラの機能と性能についてまとめたシリーズもよかったらご覧になってみてください。

カタログから読むカメラの機能と性能
※クリックすると(文字色が変わっているところは)そのページへ飛びます

  1. カタログから読むカメラ性能 概要編
  2. 写真の画質を左右するもの
  3. 表現の幅を広げるカメラの機能やテクニック ( 今はココ)
  4. 明るさや色味を調整して自分好みの写真を作ろう
  5. ピントがあってかっこいい写真を撮るためのサポート機能
  6. やっぱり使い勝手は重要
  7. 上手いボケを表現したい
  8. ホワイトバランスの裏技テクニック

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