こんにちは、茶子です。
今日は、最近購入したキャノンのミラーレス「EOS Kiss M」のレンズについてお話しします。
ミラーレスは、小型軽量ながらもレンズ交換ができ写真の世界を広げてくれる楽しいカメラ。
しかしそんな魅力的なミラーレスでも、いざ買うとなると、どのレンズが良いのか迷ってしまいます。
そこで今回は「EOS Kiss M」で使用できるEF-Mレンズ6種類を中心に見ていきます。EF-Mレンズについて知りたい方は参考にしてみてください。
EOS Kiss Mで使えるレンズの概要
EOS Kiss Mで使えるレンズについて、概要から解説していきます。
EOS Kiss Mのレンズキットの購入を考えている人も、最初にレンズの概要を分かっていると、よりどのレンズキットがあなたにとってベストなのか見えやすいと思います。
レンズキットの選び方については以下の記事で書いています。
【EF-Mレンズ】マウントアダプターなしで使える専用レンズ
EOS Kiss Mがマウントアダプターなしで使えるレンズは「EF-Mレンズ」というレンズ。
標準ズーム、高倍率ズーム、広角ズーム、望遠ズーム、単焦点、マクロの6種類があります。
【EF、EF-Sレンズ】マウントアダプターを付けることで使えるレンズ
前章でご紹介した「EF-Mレンズ」それ以外にも、キャノン純正レンズとして使えるレンズがあります。すでに持っているレンズがあれば、合わせて使うと良いかと思います。
- EFレンズ:キャノンの一眼レフカメラ「EOSシリーズ」向けレンズシリーズ
- EF-Sレンズ:キャノンのAPS-Cデジタル一眼レフ専用レンズシリーズ
- EF-Mレンズ:キャノンのミラーレスカメラ専用のレンズシリーズ
上記のうち1と2の「EFレンズ」「EF-Sレンズ」を使う場合は、マウントアダプターが必要になります。
3の「EF-Mレンズ」は、前章で触れたとおり専用レンズのため、マウントアダプターなしで利用できます。
レンズのマウント規格とカメラボディのマウント規格が違う場合に用いるもの。
下の写真のように、アダプターをレンズとカメラの間に入れ、異なる規格でも利用できるようにします。
カメラ表記を知ればレンズの見方が簡単に楽しくなる
カメラのレンズってどれも同じようで区別が付かない!という方のために、カメラ表記の見方を簡単に解説します。
簡単な数字の意味を知るだけで、レンズの見方が簡単にわかり、レンズ選びもより楽しくなりますね。
今回は、EOS Kiss Mで使える標準ズームレンズの「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を例に見ていきましょう。
①:レンズのマウント規格
EOS Kiss Mなどのミラーレスでは「EF-Mレンズ」が標準で装着できます。
②:撮影できる範囲(焦点距離)
この値が小さいほど広角で撮影でき、大きいほど望遠で撮影できます。
③:レンズの明るさを示す値(F値)
数値が小さいほど、より明るく手ブレを押さえ、よりボケ感のある撮影が可能になります。
④:手ブレを防ぐ技術
ISはイメージ・スタビライザーの略。キャノン独自の強力な手ブレ補正。ISが付いていると安心できますね。
⑤:レンズを駆動させるモーター種類
STMはステッピングモーターの略。これが付いているとオートフォーカスの駆動がスムーズで快適です。
標準ズームレンズ(EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM)
標準ズームレンズは、標準域の焦点距離をカバーするズームレンズ。EF-Mの標準レンズは、15-45mmの焦点距離をカバーしています。
人間の視覚に一番近い画角の写真が撮れると言われています。
正直、毎日のスナップ写真を撮るくらいなら、標準ズームレンズだけで十分では?というくらい重宝します。
画質の点からズームのない単焦点レンズを好んで使う人もいますが、日常の様々なシーンをとりたい場合には、やはり標準ズームレンズがあると便利です。
カメラ初心者の人で特にカメラの用途が決まっていない場合は、標準ズームレンズは基本として持っていたいレンズとなります。
人間の視覚に近いという特性を活かし、自然な雰囲気の日常スナップ撮影ができます。
高倍率ズームレンズ(EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM)
高倍率ズームレンズは、標準ズームレンズと同様に標準域の焦点距離をカバーし、更に望遠域まで焦点距離を伸ばしたレンズです。
つまり、レンズ交換不要で広角側(18mm)から望遠域(150mm)まで撮れる便利なレンズで、標準レンズと望遠レンズの機能がこのレンズ1本で実現します。
そんなに万能なレンズなら、高倍率ズームレンズでいいじゃないかと思いますが、高倍率ズームレンズにもデメリットがあります。
それは、標準ズームレンズに比べサイズも重さも大きくなってしまうこと。
標準ズーム:最大径 60.9× 長さ 44.5 mm、重さ 約130g
高倍率ズーム:最大径 60.9× 長さ 86.5 mm、重さ 約300g
標準レンズの代わりにこのレンズを付けっぱなしで使用すると、せっかくのミラーレスの「小型軽量」という大きな恩恵が少なくなってしまうのです。
しかし、そんなデメリットを理解した上で「高倍率ズームレンズ」を使うという選択肢もアリです。実際に旅行などで使う場合、1本のレンズで事足りてしまうこのレンズは非常に便利ですね。
この1本で、広角-標準-望遠の撮影ができることを活かし、風景からポートレートなど気になるシーンをタイミングを逃すことなく撮影。もちろん日常スナップにも使えます。
広角レンズ(EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM)
広角レンズは焦点距離の短いレンズ。
屋内の狭い場所で撮影したい、広大な風景を撮影したい、大きな建物の全景を撮影したい、といった場合に欲しくなるレンズ。
標準域で撮れる範囲より更に広いエリア(広角)を撮ることができます。
また、焦点距離の短い広角レンズを使うことで、写真の手前から奥まで画面の隅々にピントが当たっているかのように見えるパンフォーカスの撮影も可能になります。
人間の視覚で見た印象と比べ、より広がりのある景観、より奥行きのある迫力の光景を表現できます。標準ズームより広いエリアを撮すことも可能です。
望遠レンズ(EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM)
望遠レンズは、焦点距離の長いレンズ。
遠くのものをより拡大して撮ることが可能です。
また、被写体の背景のボケが出やすく、背景をスッキリさせ写真の主題を際立たせることができます。
わざとボケを演出したいとき望遠レンズが良いと言われるのもこのためです。
望遠レンズの特性を活かし、遠くを飛んでいる飛行機や運動会で走る子供のアップ写真などが楽しめます。背景をぼかし被写体を際立たせるのも得意なレンズです。
単焦点レンズ(EF-M22mm F2 STM)
単焦点レンズは、1つの焦点距離しか持たないレンズです。
つまり、ズームができない(焦点距離の変更ができない)のです。したがって、自分で被写体に近づいたり離れたりしなければいけないというデメリットがあります。
一方、単焦点レンズの多くは、開放F値が小さいのが特徴。このため、より多くの光を取り入れることができ、薄暗い屋内や夜景といったシーンでも手ブレやノイズを抑え撮影することが可能になります。
また、美しいボケ感を演出した写真を撮ることも得意なレンズです。
EF-Mの単焦点レンズは「22mm F2」なので、焦点距離22mmの広角域の単焦点、開放F値が2の明るいレンズです。
これだけ明るいレンズをズームレンズで実現しようと思うと、通常かなり高額になり「高価なレンズ」となってしまいますが、この単焦点は2万円前後ととても安い価格で手に入れることができる点も魅力的です。
美しい背景ぼけと画質の良さを活かし、ポートレート写真を撮ると楽しそう。小さくて軽い(長さ 23.7 mm / 約105g)レンズはお散歩に持ち出してスナップ写真を撮るにも便利です。
マクロレンズ(EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM)
マクロレンズは、被写体にグッと迫った拡大写真が撮れるレンズです。
特に「EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM」は、撮影倍率が「等倍」はもちろん「1.2倍」の倍率で撮れるスーパーマクロモードを搭載している点がポイント。
接写した迫力のある写真を作ることができます。
被写体をクローズアップして迫力のある世界を表現できます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は、キャノンのミラーレス「EOS Kiss M」で使えるレンズ「EF-M」について見てきました。
EOS Kiss Mのレンズキットや購入体験談など、以下の記事もぜひご覧ください。
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