こんにちは、茶子です。
先日1泊2日で京都プチ旅行へ行ってきました。
短い時間の旅でしたが、様々な観光スポットを周ることができ、たくさんの感動と癒しをもらうことができました。
そこで今日は、京都でぜひ訪れたい観光スポット15選をご紹介したいと思います!
この記事はこんなあなたにお勧めです。
- 京都旅行を考えている
- 京都の美しい観光スポットを知りたい
- 京都へ行った思い出を振り返りたい
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そうだ 京都、行こう
今回、私が京都を訪れたのは、このJR東海のCMがきっかけでした。
1200年分の歴史を持った町が、東京から、たった2時間ちょっとのところにあるなんて、なんて贅沢なんでしょう
東海旅客鉄道株式会社 CM
たまたま流れていたこのCMの言葉、長塚京三さんのナレーションに、あらためて感動してしまい・・
「京都を、また新しく歩き直してみることに」
したのです。
そして、久しぶりの京都は、CMの言葉通り「こんな景色を手軽に間近で見れるなんて、なんて贅沢なの?!」と、感動で一杯になりました!
伏見・京都駅周辺エリア
まず最初は、京都駅からほど近い伏見エリアに向かいます。
- 京都駅
- 伏見稲荷大社
- 伏見 十石舟・三十石船
京都駅
京都は歴史への門である
というコンセプトのもと、平安京の都市の特徴である条坊制(碁盤の目)を取り入れたデザインが特徴の京都駅ビル。(設計デザイン:原 広司氏)
国際都市「京都」の玄関口となる京都駅ビル内には、レストランをはじめ、土産物屋、劇場、ホテルがあり、大型商業施設となっています。
ここでは、買い物やグルメを楽しんだり、広場やビルのデザインを眺めながら散歩することができます。
観光ポイント:大階段イルミネーション
そんな京都駅ビルの中でも、とくに見逃せないのが「大階段のグラフィカルイルミネーション」です。
メディアなどでもよく取り上げられており、人気スポットとなっています。
以下はイルミネーションを撮影したYoutubeの動画。イルミネーションの内容は季節ごとに異なります。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市下京区東塩小路釜殿町 |
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アクセス | JR 京都駅直結 |
営業時間 | 店舗により異なる(店舗検索ページ) |
見どころ | ビルデザインイルミネーション |
所要時間 | 1~2時間 |
問合せ |
075-361-4601 |
伏見稲荷大社
全国に30,000社もあると言われるほど身近にある神社「お稲荷さん」。伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は、そのお稲荷さんの総本宮です。
ここ伏見稲荷大社の歴史は、なんと1300年以上。奈良時代(711年の2月初午の日)に稲荷大神様が稲荷山に御鎮座されて以来の歴史ある神社です。
そんな伏見稲荷大社では、参拝したり歴史を感じながら散策し楽しむことはもちろん、インスタ映えすると人気の2つのポイントがあります。
観光ポイント:千本鳥居
あまりにも有名な「千本鳥居」。奥社奉拝所へ続く参道の途中にありますが、連日観光客や参拝客で大賑わいです。
鮮やかな朱色の鳥居が無数に並ぶ景観は、幻想的で圧倒される美しさ。
さらに、春は桜、秋は紅葉、冬は雪と、四季を通して美しく染まります。
伏見稲荷大社は誰もが一度は目にしたことがある、有名なスポットですね。
とにかく、観光客に大人気じゃ!
観光ポイント:ライトアップ
また、伏見稲荷大社はライトアップが美しい事でも有名。
ライトアップは1年中行われますが、7月に行われる「本宮祭」でのライトアップが特に美しいと人気です。
タイミングが合えば、この「本宮祭」を狙って訪れてみるのもいいかもしれません。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都市伏見区深草薮之内町68番地 |
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アクセス | JR奈良線「稲荷」駅より徒歩2~3分 |
開園時間・料金 | 24時間、無料 |
見どころ | 桜紅葉雪景色イルミネーション |
所要時間 | コースにより異なるが、人気の「千本鳥居」へ行く「表参道→楼門→本殿→千本鳥居→奥社奉拝所」の場合、40~50分 |
問合せ |
075-641-7331 |
伏見 十石舟・三十石船
京都市の南部に位置する「伏見区」。
奈良時代から街道が整備され、江戸時代には全国有数の酒処とし水運も発達し、要所として栄えた町。
京都へ来たらここ伏見の十石舟や三十石船にのり、京都らしい風情を味わいたいですね。
観光ポイント:十石舟・三十石船
伏見十石舟・三十石船(ふしみじっこくぶね・さんじっこくぶね)は、江戸時代~明治時代まで、酒やコメなど物資の運搬や旅客船として使われていた舟です。
なんと三十石船は、坂本龍馬もよく利用していたのだそう。
そんな江戸時代から続く舟で、爽やかな風にあたりながら川をめぐり、酒蔵と水辺が美しい港町伏見を満喫してはいかがでしょうか。
舟の上からは、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の風情を楽しむことができます。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都市伏見区南浜町247番地 伏見十石舟 |
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アクセス | 京阪本線「中書島」駅より徒歩5分 |
営業時間・料金 | 十石舟:10:00~16:20(最終出航) 三十石船:9:35~15:35(最終出航) 舟の運行時間と乗り場(伏見観光協会) 中学生~大人:1,200円 / 小学生:600円 / 小学生未満:300円 |
見どころ | 桜紅葉 |
所要時間 | 1時間(乗船時間は40~50分) |
問合せ |
075-623-1030 |
清水寺・祇園周辺エリア
次に向かったのは、清水寺方面です。三十三間堂から、清水寺、祇園四条駅周辺までゆっくり散策するのがおすすめです!
- 三十三間堂
- 清水寺
- 二年坂
- 祇園四条駅周辺
三十三間堂
京都蓮華王院 三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)は、南北に120メートルも広がる寺院であり、木造建築としては世界でも稀にみる長さの建造物です。
ちなみに、三十三間堂という名前は、内陣の柱と柱の間数が33あるという建築に由来するもの。
この建物だけでも一見の価値があります。
本堂西側の120mもある廊下の端から端まで、矢を射通す競技。本堂の廊下には、矢が刺さった無数の穴が空いています。
観光ポイント:1001体の千手観音像(重要文化財・国宝)
もちろん、三十三間堂へ来たら、1001体の千手観音像を見ないわけにはいきません。
堂内へ一歩足を踏み入れると、さながら仏像の森へ迷い込んだかのようなその光景に圧倒されることでしょう。
堂内に並べられた1001体もの千手観音像
- 中央の国宝 千手観音坐像(せんじゅかんのんざぞう)
- 左右に500体(計1000体)の重文千体千手観音立像(せんたいせんじゅかんのんりゅうぞう)
が、見るものを魅了する美しさを放っています。
この千手観音像の多くは、鎌倉時代建長年間(1249~1256)に造られたもの。
現在の千手観音像の遺品は、手の数を省略し42肘となっているものも多いですが、初期のものには実際に1000本の手をもつ像もあるそうです。
千手観音像の表情がすべて違う点に注目です!
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657 |
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アクセス | 京阪七条駅から徒歩で7分 JR京都駅から市バス(100・206・208系統)で10分ほどの「博物館三十三間堂前」下車すぐ |
開園時間・料金 | 8:00~16:30 大人(大学生以上):600円 / 高校生・中学生:400円 / 小学生:300円 |
見どころ | 桜紅葉雪景色 国宝 |
見学所要時間・料金 | 30~40分 |
問合せ |
075-561-0467 |
清水寺
清水の舞台から飛び降りる
誰もが一度は耳にしたことがある言い回し(切り立った断崖に張り出している清水寺本堂の舞台から飛び降りるほどの覚悟で物事を実行する)。
こんな言葉からも、私たちになじみ深い清水寺(きよみずでら)ですが、開創は778年。そう、実に1200年以上も前のことなのです。
古くから庶民に開かれ親しまれてきた清水寺ですが、残念ながら幾度もの大火災にあい焼失しては、信仰によって再建されるという歴史を辿りました。
一方、木造建築でありながら釘が一本も使われておらず、幾度もの地震にも耐えてきたという、その素晴らしい建築技術にも注目されています。
現在、境内には30以上もの国宝・重要文化財を含む寺院や石碑が建ちならび
1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されています。
観光ポイント:清水の舞台
さて、この清水寺ですが、やはり何といっても一番の見どころは「清水の舞台」ではないでしょうか。
雅楽・能・歌舞伎といった芸能を奉納する場所して親しまれてきた清水の舞台
この音羽山の中腹に建つ本堂の前面に張り出すように広がる舞台上にはヒノキが張られ、約100畳ほどもの広さを誇ります。
さらに、崖下の礎石からは約13メートルの高さと、高所恐怖症の人は足がすくむ高さにあります。
そんな清水の舞台ですが、桜や紅葉など四季折々の色彩や、眼下に広がる京都の街の景観とともに、その美しい眺めで人々を魅了してきました。
現在は屋根のふき替え工事中です。そのため屋根は「素屋根」という覆いでおおわれています。この修復工事が完了するのは2021年3月予定だそう。工事期間中でも、もちろん拝観や舞台への立ち入りは楽しめます。(本堂の檜皮屋根葺き替え工事につきまして(公式ページ))
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都市東山区清水 |
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アクセス | 京阪電車祇園四条駅・阪急電車河原町駅下車、市バス清水道/五条坂から徒歩約10分 |
開館時間・料金 | 6:00~18:00(7月~8月は18:30) (本堂・舞台のみ有料)高校生~大人:400円 / 小学生~中学生:200円 |
見どころ | 桜紅葉雪景色ライトアップ 世界文化遺産 |
所要時間 | 約40分 |
問合せ |
075-551-1234 |
一念坂・二年坂・三年坂~清水寺から八坂神社へ
清水寺から八坂神社へと続く参道も欠かせない観光スポットです。
石段や石畳の坂道沿いには、京都らしい風情たっぷりのお土産屋さんやお食事処が並んでいます。
それもそのはず、ここは「伝統的建造物群保存地区」指定のため、古い町並みがそのまま残されているのです。
観光ポイント:一念坂・二年坂・三年坂
清水寺に向かう道はいくつかありますが、中でも代表的な道が、「一念坂」「二年坂」「三年坂」という情緒漂う坂道です。
一念坂を通り抜け、右に折れると、二年坂になる。この坂道は古くからあったが、三年坂の手前の坂という意味で、この名が通り名となった。
(中略)
三年坂の由来は、諸説ある。清水寺境内の安産に御利益がある「子安の塔」に続く坂であるから「産(生む)寧(やすき)坂」というのが一般的で、この坂を通って清水寺へ参詣すると安産するからといわれている
これらの道は、参道としてはもちろん、グルメやショッピングなどにとても楽しい通りとなっています。
また、江戸期から明治・大正時代にかけての家並みを眺めながらブラブラと散策していると、なんだかタイムトリップしたような気分にさえなります。
趣ある雰囲気に包まれる街の散歩は、デートにもお勧めですし、写真好きにもたまらない場所でしょう。
メイン通りからのびるちょっとした路地でさえ絵になってしまうのです。
この通りの全てに、京都らしい風景が広がっています。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市東山区桝屋町清水2丁目 |
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アクセス | 二年坂:清水道(きよみずみち)バス停下車 徒歩5分 |
営業/開園時間 | 24時間 |
見どころ | 桜紅葉雪景色ライトアップ |
所要時間 | まっすぐ歩くだけなら 15分程度 / ゆっくり店や景観を見ながら歩くと 1~2時間 |
問合せ |
祇園四条駅周辺
祇園四条駅の界隈は、長い歴史ある昔ながらの商店街から歓楽街、神社や参道、風情ある鴨川の景色や町家など、実に様々な京都らしい表情を見ることができる場所となっています。
観光ポイント:花見小路
花見小路通(はなみこうじどおり)は、祇園の中心を南北に貫くようはしる祇園のメインストリート。
南は京都最古の禅寺 建仁寺(けんにんじ)から、北は三条通りまで約1kmほどの通りになります。
四条通りを挟んで北と南では雰囲気が違いますが、特に南側の建仁寺へ向かう通り沿いには
昔ながらのお茶屋さんや由緒ある料亭が軒を連ね、京都らしい木造建築、石畳の道、舞妓さん、芸妓さんの姿など、まさに「The京の街」といった雰囲気が味わえます。
観光ポイント:祇園商店街
四条通り沿い、八坂神社参道として賑わう祇園商店街には、多くの和食店や和菓子店が軒を連ね、ショッピングやグルメなどにお勧めの場所です。
観光ポイント:錦市場商店街
錦市場商店街は、「京の台所」として400年もの歴史ある商店街で、アーケードの中に所狭しと店が並び、京野菜・京漬物・湯葉・佃煮など京都らしい食材を手に入れることができます。
また、購入した京のおばんざいをその場で食べられるイートインも人気です。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市東山区四条通大橋東入川端町 |
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アクセス | 京阪本線 祇園四条駅 |
営業時間 | 店舗により異なります。各公式ページよりご確認ください |
見どころ | 散策ショッピング |
所要時間 | 散策にショッピング・グルメで 1~3時間 |
問合せ |
銀閣寺周辺エリア
次は京都の北東部の銀閣寺周辺エリアに行ってみましょう。
銀閣寺
銀閣寺は、1489年に足利義政(金閣寺を建てた足利義満の孫)によって建てられた東山文化を代表する建築物。華やかな金閣寺とは対照的で、落ち着いた趣のある佇まいが特徴です。
正式名称は慈照寺(じしょうじ)。銀閣寺という呼び名からすると銀箔で輝いていそうですが、建立以来一度たりとも外壁に銀箔が貼られていたことはありません。
ではなぜ銀閣寺なの?
銀閣寺は、祖父である足利義満によって建てられた金閣寺を参考に造られたもの。そのため、金箔で彩られた金閣寺と対照的として銀閣寺という呼び名になったというのが一般の説のようです。
観光ポイント:観音殿
銀閣寺のメインともいえる観音殿は2層構造になっています。初層は住宅風、上層が仏堂という構造です。
金閣寺のような華やかさはありませんが、わびさびを表現した趣のある建物が人気です。
観光ポイント:銀閣寺垣
銀閣寺垣は、銀閣寺の総門を入ってすぐのところにあり、辺りが見渡せないほど背の高い生垣(長寿の木といわれるツバキ)とその下の竹垣で構成されています。
この銀閣寺独自の竹垣の創作は、造園の世界からも注目されるほどの傑作なんだそう。
観光ポイント:向月台と銀紗灘
本堂前に、白砂で造られた向月台(こうげつだい)と銀沙灘(ぎんしゃだん)という造形物があります。
銀沙灘は、高さ約65cmの波の形をした砂の庭園。
向月台は、高さ約180cmの富士山のような円錐型をしており、この上に座って東山に上る月を眺めたそう。
実は、これら造形物は、光りの反射率の高い「白川砂」と呼ばれる京都特産の砂が使われており、間接照明の役割を果たしたともいわれています。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市左京区銀閣寺町 |
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アクセス | 市バス203・5・17系統「銀閣寺前」下車徒歩5分 / 市バス32・100系統「銀閣寺道」下車徒歩10分 |
拝観時間・拝観料 | 8:00-17:00(12-2月 9:00-16:30)/ 高校生以上 500円 / 中~小学生 300円 |
見どころ | 桜紅葉雪景色ライトアップ 世界遺産 |
所要時間 | 40分 |
問合せ |
075-771-5725 |
二条城・京都御所周辺エリア
次は由緒正しい、お城と御所の見学です!
- 京都御苑・京都御所
- 二条城
京都御苑・京都御所
京都御所は、14世紀半ばから1869年まで天皇の住まう皇居だったところです。
794〜1869年、日本の首都が 平安京(平安城ともいう。現在の京都府京都市)だったとき、京都に歴代天皇の住まう内裏がありました。
794年の平安遷都の時の内裏は、現在の京都御所よりも1.7キロ西の千本通り沿いにあったそう。
ところが、南北朝時代の14世紀半ば頃から、現在の京都御所の場所が北朝側の内裏として使われるようになり、1392年の南北朝合一以降、1869年の明治天皇の東京行幸時までは、正式な皇居として使われていました。
そんな京都御所のある京都御苑(京都御所とその一帯の公園)、以前は春と秋に実施される特別公開のみの見学でしたが、今では一年中無料での見学が可能になりました。
観光ポイント:自然・歴史
東西約700メートル、南北1.3キロメートルもの広大な敷地をもつ京都御苑では
梅、桃、桜、新緑、紅葉など四季折々に彩る草木、小川の水辺、蝉や野鳥の声など、自然を存分に楽しむことが出来ます。
また、閑院宮邸跡収納展示館では、平安時代から現在にいたるまでの京都御苑の歴史的魅力を、写真や絵図・出土品等の展示や解説でみることができます。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市上京区京都御苑3 |
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アクセス | 地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩5分 市バス51、59、102系統「烏丸今出川」より徒歩5分 |
公開時間 | 4月~8月 9:00~17:00(入場16:20まで) 10月~2月 9:00~16:00(入場15:20まで) 9月・3月 9:00~16:30(入場15:50まで) |
見どころ | 桜紅葉 |
所要時間 | 50分 |
問合せ |
075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係) |
二条城
徳川家の栄枯盛衰のみならず,日本の歴史の移り変わりを見守ってきたお城です
出典:二条城 公式ページ
二条城といえば、徳川幕府が終えんを迎えた大政奉還の舞台となったところとして有名ですね。2017年には大政奉還から150周年を迎え、たくさんの観光客でにぎわいます。
そんな世界遺産 二条城は、1603年 徳川家康が上洛した際の宿泊所として築城されたのが始まり。
その後、二条城は、江戸時代の幕開けから終焉まで、歴史の様々な局面を見届けることになります。
1603年 徳川家康が征夷大将軍に任命された際の盛大な祝賀の儀も二条城で行なわれました。
1611年 二条城の二の丸御殿で徳川家康と豊臣秀頼(豊臣秀吉の三男)が会見を持った際、家康は、秀頼の成長ぶりに驚き、豊臣氏を滅ぼす決意をしたと言われています。これが後の大阪の陣に繋がったのでしょうか。
そして、1867年の大政奉還。
江戸幕府15代将軍 徳川慶喜が明治天皇に「政権を朝廷にお返しする」と発表(書面を提出)し天皇がそれを許諾。そんな大政奉還の舞台となったのもまた、ここ二条城だったのです。
観光ポイント:二の丸御殿
大政奉還や二条城会見など歴史的舞台となった二の丸御殿。
この二の丸御殿には、車寄・遠侍・式台・大広間・蘇鉄の間・黒書院・白書院などの建物があり、各建物をウグイス張りの廊下で繋いでいます。
このウグイス張りの廊下は、外部から侵入者が入ったときに音が出るように作られ、歩くとまるで鶯が鳴くかのような音がします。凄い細工ですね。ぜひ廊下を歩き、この音の体験をしてみて下さいね。
本当に廊下を歩くと、キュッ、キュッという音がするのが面白いです。
観光ポイント:ライトアップ
夜の二条城を艶やかに幻想的に浮かび上がらせるライトアップも見逃せません。
「二条城桜まつり」「夏季ライトアップ」「紅葉ライトアップ」など、季節ごとにライトアップイベントが開催されています。
光の演出で定評のあるネイキッド(NAKED Inc.)演出のイベントなどもやっているので、気になる方はぜひイベント情報をチェックの上お出かけください!
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 |
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アクセス | 地下鉄東西線「二条城前」/ 市営バス9, 50, 101号系統「二条城前」/ 市営バス12号系統「二条城前」/ 京都バス61, 62, 63系統 |
開城時間・料金 | 8:45~16:00(閉城 17:00) 大学生以上 600円 / 中学・高校生 350円 / 小学生 200円 |
見どころ | 桜紅葉雪景色ライトアップ 世界遺産 |
所要時間 | 1~1.5時間 |
問合せ |
075-841-0096 |
金閣寺周辺エリア
金閣寺は、二条城から北西に位置しています。
- 金閣寺
- 龍安寺
金閣寺
金閣寺の正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)といい、1397年に室町幕府三代将軍の足利義満の別荘として建てられました。
しかし残念ながら、1950年の放火により創建当初の建物は焼失してしまい、現在の金閣寺は1955年に再建されたものです。
金閣寺放火事件を題材にした三島由紀夫の有名な小説として「金閣寺」がありますね。
そのなかで事件のことを「自分の吃音や不幸な生い立ちに対して金閣における美の憧れと反感を抱いて放火した」と分析しています。
観光ポイント:舎利殿・鏡湖池
金閣寺の一番の見どころはやはり煌びやかな舎利電ではないでしょうか?
木造3階建ての2階と3階部分に金箔が貼られていますが、再建時に10センチ角の金箔が10万枚(2キロ)使われたそう。その後の修復でさらに20万枚(20キロ)が使われているというのですから、すごい量の金箔ですね。
さらに庭園も見事です。庭園には鏡湖池(きょうこち)という池があるのですが、お天気の良い日には「逆さ金閣」を眺めることもできます。
ここ金閣寺も、あまりにも有名なスポット。どこを撮影しても、絵葉書の様な写真が撮れます!
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市北区金閣寺町1 |
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アクセス | 市バス「金閣寺道」 |
参拝時間・参拝料金 | 9:00~17:00 高校生以上 400円 / 小・中学生 300円 |
見どころ | 桜紅葉雪景色ライトアップ 世界遺産 |
所要時間 | 40分~1時間 |
問合せ |
075-461-0013 |
龍安寺
龍安寺(りょうあんじ)は、1450年に 細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受け建てたお寺。
枯山水庭園(史跡・特別名勝)の石庭や、豊臣秀吉も賞賛した言われる侘助椿(わびすけつばき)が有名です。
また、寺の南側には大きな鏡容池があり池泉回遊式庭園となっています。
観光ポイント:枯山水の石庭
たくさんの魅力を持った京都ですが、その中でも別格の美しさと称えられているのが、枯山水の石庭です。
幅25メートル×奥行10メートルほどの小さな庭には美しく白砂が敷き詰められています。
そんな白砂の上に、一見無造作に置かれた15個の石ですが、実は、東から5、2、3、2、3個というように並べられています。
そして、この庭園のどこから眺めても、必ずどこかの石が見えないように計算され配置されているのです。
この枯山水の石庭には様々な謎や説があるようですが、中でも個人的に面白いなと思ったのが「不完全を表している」というもの。
15という数字は東洋思想で完全を意味するそうです。その15すべての石が見えない石庭は不完全を表しているという考え。
つまりそこには「不完全を克服するために心眼(心の目)をつかい隠れた石を見抜く」というような教えがあるのだとか。
石の謎には諸説あるにせよ、美しい庭を眺めながら心穏やかに、心の目を開き物事の本質をとらえる、素敵なことです。
!!(グワッ)見、見えたぞぃ!
なにが?(笑)
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13 龍安寺 |
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アクセス | 市バス 59番系統「龍安寺前」下車すぐ 市バス 50番、55番系統「立命館大学前」より徒歩7分 京福電鉄「龍安寺駅」より徒歩7分 |
拝観時間・拝観料 | 3月~11月 8:00~17:00 / 12月~2月 8:30~16:30 高校生以上 500円 / 小・中学生 300円 |
見どころ | 桜紅葉 世界遺産 |
所要時間 | 40分 |
問合せ |
075-463-2216 |
嵐山・嵯峨野エリア
京都の西部に位置する嵐山・嵯峨野エリアにも、多くの見どころがあります。
- 竹林の小径・天龍寺
- 嵯峨野トロッコ列車
- 渡月橋
嵐山1:竹林の小径・天龍寺
嵐山はたくさんの見どころやグルメがあるため、時間に余裕があれば、1日かけゆっくりと観光するといいかと思いますが、
ここでは、ぜひ訪れておきたいスポットをご紹介します。
観光ポイント:竹林の小径
竹林の小路は、青々とした葉が空をおおってしまうほど沢山の竹の林が400メートルに渡り続く道です。
この竹林は嵐山の撮影スポットとして有名で、美しい風景を一目見ようと連日多くの人が訪れます。
ここも観光客に大人気なスポット! 早朝に行けば、他の観光客が映り込まない写真が撮れるかも!
またライトアップされた竹林も、とても幻想的な世界です。ぜひ、ライトアップイベントの情報もチェックして、行ってみて下さいね!
観光ポイント:天龍寺
そんな竹林の小径を歩いて行くと、世界遺産の天龍寺が見えてきます。
ここでは、とても美しい庭園を眺めることができます。ぜひ一緒に訪れてみて下さい。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町 |
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アクセス | 嵯峨野観光線 「トロッコ嵐山駅]より徒歩3分 / 京福電鉄「嵐山駅」より徒歩12分 / JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」より徒歩17分 |
時間 | 天龍寺:8:30~17:30 |
見どころ | 桜紅葉雪景色ライトアップ 世界遺産 |
所要時間 | 竹林:15~30分、天龍寺:30~60分 |
問合せ |
075-861-0012(嵐山保勝会) |
嵐山2:嵯峨野トロッコ列車
嵯峨から亀岡まで、7.3Kmの道のりを約25分間(往復約1時間)かけて走るトロッコ列車も見逃せないスポット。
四季折々に色付く保津川渓谷の景色を眺めながらレトロなトロッコ列車での空中散歩、なんとも言えない風情があります。
嵐山から終点の亀岡駅までは、30分程で到着します。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町 |
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アクセス | トロッコ嵯峨駅、トロッコ亀岡駅 |
営業時間 | 9:01~18:10 時刻表 |
見どころ | 桜紅葉雪景色 |
所要時間 | 1時間 |
問合せ |
渡月橋
渡月橋(とげつきょう)は、桂川の北岸と中之島を繋ぐ全長155メートル、幅11mの橋。
渡月橋が最初に架けられたのは、承和年間(834年~848年)、なんと1170年も昔のこと。(出典:Wikipedia)
映画やTVなどで、京都らしい風景として必ず紹介される場所です。
嵐山を背景に、春の桜、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季を通して風情ある景色を楽しませてくれます。
アクセス・営業時間・見どころ・所要時間
所在地 | 京都府京都市右京区 |
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アクセス | 京福電鉄嵐山線・阪急嵐山線「嵐山駅」より徒歩5分 |
営業/開園時間 | ー |
見どころ | 桜紅葉雪景色イルミネーション |
所要時間 | 30分 |
問合せ |
075-411-9990 |
地元ガイドによる京都まち歩き半日コース・一日コース
普通のツアーとは違うコースを回りたい! そんなあなたには、地元のガイドさんと巡る「京都まち歩き」を実施している「オンリートラベル京都」がおすすめ。
- 個人よりガイドさんの解説付きで周りたい
- 知られざる名店や穴場スポットへ行きたい
- 新しい京都の魅力を発見したい
コースは3つから選べます。
- お気軽コース(~2時間半)
- 半日コース(~4時間半)
- 一日コース(~7時間)
京都観光の細かい相談などにものってくれるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、魅力的な京都の中から15カ所をご紹介してきました。
私自身久しぶりの京都でたった一泊二日の旅でしたが、たくさんの感動をもらうことができました。
またすぐにでも京都へ行きたいです!
あなたも美しい京都へ足を運んでみませんか。(^^)
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