こんにちは、茶子です。
今日は、最近購入したキャノンのミラーレス「EOS Kiss M」のレンズキットについてお話ししようと思います。
私自身も購入するとき、どのレンズキットにすべきか悩んだので、その際に調べた情報や、実際に購入してみての感想などをご紹介します。
この記事はこんなあなたにお勧めです。
- レンズキットのメリットを知りたい
- EOS Kiss Mのレンズキットの選び方を知りたい
- 2019.12.29 誤記修正
EOS Kiss Mが欲しいけど、どのレンズキットが良いか分からないという人は参考にしてみて下さい。
レンズキットって何?
一眼レフカメラの魅力は、様々な用途別に自由にレンズを交換できることですね。
ミラーレス一眼のEOS Kiss Mも、カメラ本体だけでは撮影が出来ません。かならず、カメラ本体とレンズの購入が必要です。
レンズキットとは、カメラ本体とよく使われるレンズをセットとして販売されている商品で、EOS Kiss Mのレンズキットは全部で4種類あります。
1.レンズキット(標準) | ボディ+標準ズームレンズ |
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2.レンズキット(高倍率) | ボディ+高倍率ズームレンズ |
3.ダブルズームキット | ボディ+標準ズームレンズ+望遠ズームレンズ |
4.ダブルレンズキット | ボディ+標準ズームレンズ+単焦点レンズ |
レンズキットのメリット
ズバリ! レンズキットのメリットは、カメラ本体とレンズを個別に買うよりも安いということです!
実際にAmazonで、カメラ本体とレンズを購入する場合の値段の違いを見てみましょう。
この記事でご紹介している商品価格は、2018/8/8時点のAmazonでの価格です。
カメラと標準ズームレンズを買う場合
ボディとレンズを別々に買った場合、この例だと87,003円になります。
ボディとレンズを別に買う | カメラ本体(62,830円)+ 標準ズームレンズ(24,173円)87,003円 |
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ボディとレンズ(標準ズーム)がセットになったレンズキットでは、例では77,800円となっています。
全てセットのレンズキットを買う | 標準ズームレンズキット(カメラ本体+標準ズームレンズ) 77,800円 |
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このことから、標準ズームレンズを買う場合には、レンズキットの方が1万円近く安くなっていることが分かります。
カメラと標準ズームレンズと望遠ズームレンズを買う場合
まずは、カメラとレンズをすべてバラバラに買った場合の例です。この時点の金額では、合計すると115,594円になります。
ボディとレンズを別に買う | カメラ本体(62,830円)+ 標準ズームレンズ(24,173円)+ 望遠ズームレンズ(28,594円)115,594円 |
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次に、初めは標準ズームレンズのセットになったレンズキットを買ったものの、後から望遠ズームレンズも欲しくなって買い足した例です。標準ズームのレンズキットと望遠レンズを合わせて、106,394円となっています。
ズームキットに望遠レンズを追加 | レンズキット(カメラ本体+標準ズームレンズ)(77,800円) + 望遠ズームレンズ(28,594円)106,394円 |
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さいごに、カメラ + 標準ズーム + 望遠ズームの全てがセットになったダブルズームを購入した例。こちらは、95,780円となりました。
望遠ズームもセットのレンズキットを買う | ダブルズームキット(カメラ本体+標準ズーム+望遠ズーム)95,780円 |
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上記の「ボディ+標準ズーム+望遠ズーム」購入の例では、最大2万円近くレンズキットで購入した方が安いと言うことになります。
つまり価格面で考えたとき、レンズキットはとてもお得なのですね。
ですから、どんな被写体をどんなイメージで撮りたいかが特にハッキリ決まっているわけでなければ、レンズキットがオススメということになります。
- 初めて一眼レフカメラを購入した
- レンズをまだ所有していない
- どのレンズが良いのかよく分からない
レンズキットのデメリット
レンズキットは万能に見える一方、レンズキットが向いていない人もいます。
レンズキットのデメリットとして、以下のことがあります。
- 初めからセット内容がきまっており、自由に組み合わせられない
- かならず「標準ズームレンズ」か「高倍率ズームレンズ」といった標準域のズームレンズが付いてくる
例えば、「他にもカメラを持っていて日常のスナップや望遠写真は、その別のカメラで撮っている。EOS Kiss Mに期待するのは、単焦点レンズを使った美しいボケと画質だけと、用途が決まっている」
こんな人は、ズームキットでは、いらないレンズが付いてきてしまうため無駄になってしまいます。
- 一眼レフカメラについてある程度詳しい
- すでにレンズを所有している
ボディとレンズを単体での組み合わせで考えたい人は、以下の記事でEOS Kiss Mで使える各レンズの詳細を解説しています。
どのレンズキットを買えば良いの?
では、実際どのレンズキットを買えば良いか、ここからEOS Kiss Mの4つのレンズキットの特徴をみていきましょう!
1.レンズキット(ボディ+標準ズーム)
まずは、基本の標準ズームレンズがセットになった一番シンプルなレンズキットです。
オススメな人
初めてミラーレスを買う人で、まずは試してみたい。普段の生活を撮影するだけ。という人にこのレンズキットはおすすめです。
オススメでない人
逆に以下のような目的を持った人には、それぞれ別のレンズキットをオススメします。
- 望遠レンズで、遠くのものを撮ったりボケ感を楽しみたい
- 単焦点レンズで、美しいボケ感とキレイな画質を楽しみたい
- 日常スナップだけなら十分活躍、ムダなレンズもなくシンプルで安い
- 遠くの景色を撮ったり美しいボケを演出したい場合、標準ズームレンズだけでは物足りなくなるかも?
2.レンズキット(ボディ+高倍率ズーム)
レンズ1本で、広角(18mm)から望遠(150mm)域まで幅広い範囲を高画質で撮影することが可能なのが、このレンズキットです。
オススメな人
- 旅行などレンズ1本で、遠くの景色から目の前の料理の写真まで、様々なシーンを撮りたい
- 日常スナップでも、レンズ交換なしに幅広い場面を撮影したい
オススメでない人
- 毎日持つカメラで、望遠はあまり使わない
- できるだけカメラのサイズを小さくしたい
※ 汎用的なカメラですが、望遠を普段あまり使わない人にとっては、ただの大きいカメラになってしまいます
- レンズ1本で汎用的に、幅広いシーンが撮影可能
- 付けっぱなしレンズにするにはサイズが(他レンズと比べ)大きめで重い
3.ダブルズームキット(ボディ+標準ズーム+望遠ズーム)
標準ズームレンズキットに望遠ズームレンズも追加したセットです。レンズが2本ついてきます。
以下のように使い分けることができます
- 標準ズーム:日常のスナップ
- 望遠ズーム:遠い景色、運動会での子供のアップ写真、背景ボケを演出した写真
- 広角側(15mm)から望遠(200mm)域まで、用途によって標準と望遠レンズを使い分けられる
- レンズ交換の必要があり、高倍率ズームレンズのように1本で広角(18mm)から望遠(150mm)域までカバーしているレンズと比べ、レンズ交換が面倒
4.ダブルレンズキット(ボディ+標準ズーム+単焦点)
標準ズームレンズキットに単焦点レンズも追加したセットです。レンズが2本ついてきます。
以下のように使い分けることができます
- 標準ズーム:スナップ写真
- 単焦点レンズ:美しいボケを演出し被写体を際立たせた描写や、薄暗い場所での撮影
- 開放F値が2の明るい単焦点レンズでプロっぽい写真が撮れる
- 遠くのものを撮す(景色や運動会でのズームアップ写真)望遠レンズがないため、必要なら別途買い足さないといけない
筆者の購入したダブルズームの使い心地は?
ちなみに、筆者は今回3つ目のダブルズームキットを購入しました。
もともと、航空祭などのイベントや風景の望遠ズーム写真を撮りたいと思っていたため、ダブルズームキットに付いてくる望遠ズームは必須でした。
そのため、このダブルズームキットには今のところとても満足しています。
望遠ズームは、イベントや風景以外にも、大きなボケ感を演出したい時にも重宝するので、日常スナップでも使えます。
EOS Kiss Mで撮った日常のスナップはインスタグラムにも載せていくので、興味のある人はこちらもご覧ください。
あとは、今後これに単焦点レンズや広角レンズを追加していきたいなと考えているところです。
EOS Kiss Mで利用できるレンズの詳細については以下のページで解説しています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は、EOS Kiss Mのレンズキットについて見てきました。
カメラとレンズを選ぶことは、いろいろ悩みますが楽しい作業でもありますね。
ぜひ、あなたの生活が楽しくなるレンズキットを選んでください。
- 旅行に持っていくならば、レンズ交換が不要な「レンズキット(高倍率)」
- 運動会や航空祭などでズームが必要ならば、「ダブルズームキット」
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