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伊東温泉【東海館】 昭和レトロな観光施設見学の様子と入浴・アクセス情報

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東海館の客室からみた松川

こんにちは、茶子です。 先日、伊豆一泊二日の温泉旅行を楽しんできました。 その際、伊東温泉観光・文化施設である『東海館』に立ち寄ったのですが、この建物がとっても風情があってステキだったので、ご紹介したいと思います。

目次

東海館について

温泉で有名な静岡の伊東。JR伊東駅から延びる大通りを南に10分ほど歩いたところにある松川沿いに、ひときわノスタルジックな雰囲気のある木造3階建ての横に長い建物が見えてきます。 松川側から見た東海館 この建物が東海館。 東海館は、昭和3年(1928) 稲葉安太郎氏によって創業されました。 かつては川端康成や北原白秋も訪れたという伊東温泉。たくさんの湯治湯客に愛されてきた東海館ですが、平成 9年(1997) 旅館としての役目を終え、伊東市に寄付されました。 平成10年(1998) には、松川遊歩道の景観とし「静岡県景観賞」優秀賞を受賞し、現在は伊東市の有形文化財に指定されています。 東海館のエントランス付近  

館内を見学した様子をご紹介

館内へ入ると、1階から3階までの客間と4階展望階の望楼を、順に回ることができます。 昭和初期のノスタルジックな客室や大広間を見ていくと、しだいに古き良き時代へタイムスリップしたような感覚になります。 東海館の館内   いたる所に、珍しい木目や曲がりくねった木材などの銘木がつかわれ、日本の伝統美に触れられる東海館は、建物全体が一つのアートのような趣です。

東海館でつかわれている変木

館内には、ヒノキ科のビャクシンを用いた変木や木目の美しい銘木がたくさん

 

竹の格子の飾り窓

客室の廊下側には、竹を用いた格子の飾り窓があり趣を感じます。

美しい障子と竹の格子の飾り窓

廊下側からみた客室 – 美しい障子と竹の格子の飾り窓が印象的です

竹の格子の飾り窓

さまざまな装いの飾り窓があり、目を愉しませてくれます

 

美しい中庭

癒やし感じる美しい中庭も東海館の一つの特徴です。 東海館の中庭 やわらかな日差しが差し込む中庭のある廊下をあるくのは、気持ちがいいものです。 東海館の中庭   そんな風情ある廊下を歩いて行くと、中庭の向こうに何やら人影が... 着物を着た二人、話をしているようです。 中庭の向こうに人影が  

お座敷あそびと雛飾り

人影の方へ行ってみると、120畳もの大広間がありました。圧巻の広さ.. 大広間   そんな大広間の一角には、壮大な「ひな人形」と、艶やかな「お座敷遊び」の光景が広がっていました。 そして、人影と思ったのは、なんと マネキンでした! マネキンで再現したお座敷遊び   大きなひな人形の飾りにも心奪われます。 雛飾り  

ウィリアム・アダムスの洋式船の展示

ウィリアム・アダムス(日本名:三浦 按針(みうら あんじん))の洋式船を建造した功績の展示部屋もありました。

ウィリアム・アダムス功績の展示

ウィリアム・アダムス功績の展示

 

ウィリアム・アダムス ウィリアム・アダムス(三浦 按針)は、17世紀初頭、徳川家康に命を受け、ここ伊東の船大工を使い日本洋式船を建造します。 そんな120トンもの船は、東海館もある松川河口で進水しました。 この船は、その後 1609年、スペイン船が御宿で難破した際の代船としてつかわれたことから「SUN BUENA VENTURA」と名付けられ、さらにマニラとアカプルコの貿易船にも使用されたという記録が残されています。 ウィリアム・アダムス(三浦 按針)の功績は、東海館から徒歩2-3分の「按針メモリアル公園」でも見ることができます。

SUN BUENA VENTURA

うつくしい障子デザイン

東海館では、さまざまな職人技光る障子デザインを見ることができます。 東海館の障子   障子デザインの中には、下の写真右のような魚を捕るための投網や麻の葉の文様(欄の間)も見ることができました。 部屋の障子が美しい  

重岡建治氏の彫刻展

伊東市在住の著名な彫刻家 重岡建治氏の彫刻展も見物の一つです。 重岡建治氏の彫刻展 アートの建物の中で、アート展を見る。貴重な体験です。 重岡建治氏の作品 素晴らしい作品の数々。 彫刻の数々  

窓辺の椅子にこしかけ、風にゆれる柳の風情と戯れる

窓辺にある椅子に腰かけ、松川遊歩道沿いの揺れる柳の木を見ていると、とても癒やされます。 窓辺にある椅子 窓からみえる松川の情緒溢れる風景は、なんとも贅沢です。 窓辺にある椅子 そんな館内では抹茶、コーヒー、あんみつなどをいただくこともできます。 喫茶メニュー  

望楼

4階にある望楼に上ってみると、風通しの良い景観が広がっていました。

望楼

望楼内からのぞむ風景

望楼から見た景色

望楼から見た景色

 

日帰り入浴と宿泊について

東海館は、現在、宿泊は出来ませんが 日帰り入浴を楽しむことができます。 壁から床まで総タイル張りのこの温泉は、漫画「テルマエ・ロマエ」にも登場しています。 入浴料:大人 500円 子供 300円 営業日:土・日・祝日 営業時間: ※ 大小2つの浴場が男女交互に入れ替え制で入浴可 [男性大浴場/女性小浴場] 11:00~12:45 / 15:00~16:45 [女性大浴場/男性小浴場] 13:00~14:45 / 17:00~19:45 お座敷遊び 温泉で一っ風呂浴びてからお座敷遊びを楽しむのも粋な楽しみ方ですね  

アクセス・営業時間・入館料・問合せ

住所 伊東市東松原町12-10
アクセス JR伊東駅より徒歩10分

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開館時間 09:00~21:00
喫茶営業 10:00~17:00
入館料 大人 200円 / 子供 100円
問い合せ 0557-36-2004

  松川側から見た東海館  

ドミトリー好きなら、お隣ケイズハウス伊東温泉に宿泊して東海館を楽しむもよし

東海館では残念ながら宿泊はできませんが、すぐ隣にケイズハウス伊東温泉(K’s House)というドミトリー形式の宿泊施設があります。 ケイズハウス伊東温泉 現在は旅館としては泊まれませんが、築100年の老舗旅館に、他の宿泊客ともコミュニケーションができるドミトリー形式のホステルに格安で泊まれるのもまた魅力的です。 ケイズハウス伊東温泉 ドミトリーに興味のある方は、ケイズハウス伊東温泉(K’s House)に宿泊し、東海館や松川遊歩道の風情ある空間で過ごすのも楽しいかと思います。  

さいごに

歴史ある伊東温泉にある趣ある松川沿いの「東海館」や周辺の街並みの風景..癒やされます。 ぜひ一度立ち寄ってみて下さい。おすすめです。  

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東海館の客室からみた松川

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