MENU

ロゴ

 

HDD交換&IODATA HDL-AAX3レビュー|2.5GbE対応NASは9年前の製品と比べどれだけ早くなったか?

当サイトは実体験をもとにしたブログですが、広告リンクを含む場合があります
HDL-AAX3

こんにちは、茶子です。

昨今の状況下で、リモートワークや巣ごもり生活が日常になってきている方が多いですね。

そのためか、大切な仕事や思い出のデータを安心して保存するための、ネットワークHDD(NAS:Network Attached Storage)の需要が増えてきています。

そこで今回は、私自身も使っている 国内初のマルチギガビット対応個人向けNASのアイ・オー・データ「HDL-AAXシリーズ」をご紹介したいと思います。

*\ ネットワークHDDのメリットについては、こちらの記事をご覧ください。 /*

あわせて読みたい
ハードディスクの寿命は短い?!大切なデータを守るにはネットワークHDDがおすすめな理由 こんにちは、茶子です。 テレワークや巣籠り生活で、PCやスマホに写真や動画など大切なデータがたまってきていませんか? 私にも守るべきデータが沢山ありますが、先日...
この記事の内容
  1. IODATA HDL-AAXシリーズの特徴
  2. HDL-AAX3を選ぶべき理由
  3. HDL-AAX3のベンチマーク結果

どれだけ性能が向上したのか、実際のベンチマークもご紹介します。

目次

IODATA ネットワークHDD(NAS)「IHDL-AAXシリーズ」の特徴

HDL-AAXシリーズは、2020年1月に発売された新商品。

デュアルCPUと、高速な2.5GbEに対応した個人向けのネットワークHDD(NAS)です。

雑学博士
HDL-AAXシリーズは、従来モデルと比較すると、大幅に速度がアップしているのじゃ

超高速データ転送機能

HDL-AAXシリーズの転送速度

IODATA HDL-AAXシリーズの素晴らしい点は、データ転送機能が高速なところです。

ネットワークHDD(NAS)はスピードが命!ですね。

実は私自身、以前つかっていたNASの速度に不満を感じていました。

そのため、今回はできるだけデータ転送速度が速い製品を選ぶことに。そこで、IODATAの「HDL-AAXシリーズ」を購入することにしました。

「HDL-AAXシリーズ」に搭載された機能を簡単にご紹介していきます。

デュアルコアCPU搭載

DUAL-CPU

ネットワークHDD(NAS)は、ファイル送受信を処理するファイルサーバー機能を搭載しています。

そんなファイルサーバー機能に欠かせない高速データ処理で重要なのがCPUです。

とりあえずは、高性能な製品を選んでおけばOK。高い性能が要求されるサーバーにも対応するデュアルコアCPUなら間違いありませんね。

2.5GB LANに対応

HDL-AAXシリーズは2.5GBE対応、超高速NAS

また、LANの速度も、LANケーブルで接続するネットワークHDD(NAS)の速度に大きな影響を与えます。

2.5GB LANは、一般的な1GB LANの2.5倍の転送速度を誇ります。

本記事執筆時点では、2.5GB LANに対応したPC(デバイス)や、ハブなどはそれほど普及していませんが、これから買うなら2.5GB LAN対応製品を選ぶと良いでしょう

USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)サポート

USB3.0とUSB2.0の転送速度の違い

ネットワークHDD(NAS)のUSB端子に、USB外付けHDDを接続すると、NASのデータを高速でバックアップすることができます。

このときに重要なのが、USBの規格です。

USB3.0( 3.1 Gen 1 )のデータ転送速度は5Gbpsですが、数年前のNAS製品に搭載されているUSB2.0の転送速度は、480Mbpsと、USB3.0の10%程度。

USB2.0に接続された外付けHDDの速度は、とても遅いのです。

ですから、高速データ転送を快適に行うためには、USB3.0( 3.1 Gen 1 )規格の製品を選ぶとよいです。

HDL-AAXシリーズ仕様
CPUMarvell Armada382 Dual Core 1.33GHz
メモリ512MB
LANポート( 2.5GBASE-T / 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T )× 1
USBポートUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0)/USB 2.0

リモートアクセス機能、Remote Link 3(リモートリンク3)

リモートアクセス機能

リモートアクセス機能を使うと、インターネットを経由し、世界中のどこからでも自宅のネットワークHDD(NAS)のデータにアクセスすることができます。

まさに、クラウドストレージの感覚で使えますね。

1ドライブモデルと2ドライブモデルはどちらがおすすめ?

HDL-AAXとHDL2-AAXのイメージ

1ドライブモデルと、2ドライブモデルの2つのモデルを展開

HDL-AAXシリーズでは、1ドライブモデル(HDL-AAXZ)と、2ドライブモデル(HDL2-AAXZ)の2つのモデルを展開。

両モデルとも、ディスク容量別に複数の製品がラインアップされています。

ディスク容量別のコスト比較(定価)

容量2ドライブモデル1ドライブモデル
1TBHDL2-AAX2
¥33,300
HDL-AAX1
¥19,500
2TBHDL2-AAX4
¥41,100
HDL-AAX2
¥21,000
3TBHDL2-AAX6
¥48,800
HDL-AAX3
¥23,200
4TBHDL2-AAX8
¥62,800
HDL-AAX4
¥29,800
6TBHDL2-AAX12
¥93,800
HDL-AAX6
¥49,800
8TBHDL2-AAX16
¥112,800
HDL-AAX8
¥58,800
注意

IO-DATAのHDL-AAXシリーズは、2020年8月から定価が1割ほど値下げされました。(IO DATA 2.5GbE対応NAS、24型番を値下げ

比較条件
  • 2ドライブモデルはミラーリング(RAID1)時の容量にて比較
  • 金額は定価(税抜)

性能重視ならば2ドライブ搭載モデルがおすすめ

予算に余裕があれば、迷わず2ドライブモデルを選ぶとよいでしょう。

2ドライブモデルをRAID0(ストライピング)モードで利用すると、データ読み込み最大226.6MB/s という超高速なデータ転送が可能になります。

コスパ重視ならば1ドライブモデルがおすすめ

1ドライブモデルは、2ドライブモデルに劣るものの、173.5MB/sもの転送速度が出るうえ、2ドライブモデルの半額程度ととてもお買い得なのが特徴。

そのため、コスパ重視なら、1ドライブがおすすめです。

筆者は1ドライブモデルを買いました

コスパ重視のため、1ドライブモデルのHDL-AAX3(3TB)を購入しました。

ポイントなどを含めると1万8000円程度で購入できたので大満足です。

HDL-AAX3パフォーマンスレビュー

ここからは、私が実際に購入した、1ドライブモデルのHDL-AAX3のベンチマーク結果をご紹介します。

NASの性能進化をみるため、筆者がつかっている古いNASとの性能差を、CrystalDiskMarkベンチマークで比較してみましょう。

参考リンク

各種ストレージのデータ転送速度を測定できるベンチマークユーテリティ

LANDISK HDL2-A2.0(2011年発売)のベンチマーク結果

LANDISK HDL2-A2.0は、2011年に発売された家庭用のネットワークHDDです。

2ドライブモデル、2GBの容量で、約4万円で購入しました。

HDL2-Aシリーズイメージ
HDL2-Aは、2011年10月上旬にIO-DATA より発売された製品です。
LANDISK HDL2-A2.0
LANDISK HDL2-A2.0 ミラーリング(RAID1),1GbE LANでのベンチマーク結果

こちらが、HDL2-A2.0のベンチマーク結果です。

読み込み速度は、39.2MB/s しか出ていません。

LANDISK HDL-AAX3(2020年発売)のベンチマーク結果

IO-DATA LAN DISK A HDL-AAX3
IO-DATA LAN DISK A HDL-AAXシリーズ(1ドライブモデル)

今回購入した、1ドライブモデル、HDL-AAX3のベンチマーク結果がこちらです。

HDL-AAX3のベンチマーク
HDL-AAX3、1GbE LANでのベンチーマーク結果

なんと、古いLANDISK HDL2-A2.0とくらべて、約3倍の読み込み速度がでています。

これだけ早ければ、内蔵ハードディスクと同じような感覚で、使うことができますよね。

ポイント

今回は、1GbE LANで計測したのですが、もしHDL-AAXがサポートしている、2.5GbE LAN環境で使えば、さらに2倍以上の高速化が見込めそうです。

新製品を購入して大満足でした。IODATA HDL-AAXシリーズはおすすめできます!

NASのアクセススピードは、9年で3倍以上に進化した!

結論としては、かなりの高性能にとても満足しています!

以前使っていた古いNASと比較し、こんなに速度が早くなっていることに驚きました。

充実したバックアップ機能

IODATA HDL-AAXシリーズは、バックアップ機能も充実しています。

大容量データのバックアップに便利な「履歴差分バックアップ機能」

履歴差分バックアップ機能のイメージ

大量のデータをバックアップするときに便利なのが、履歴差分(増分)バックアップ機能です。

例えば、ビデオ編集などで毎日1GBのデータが増えていく場合、3日連続でデータバックアップを行うと、

  • フルバックアップは約6GB
  • 履歴差分バックアップは約3GB

のデータ容量が必要となります。

なぞの生物
ん? なんでじゃ?
雑学博士
履歴差分バックアップは、前回バックアップした時点から更新されたデータのみバックアップするので、バックアップ容量を節約できるのじゃ

バックアップ方式の違い

バックアップ手段 フルバックアップ 履歴差分バックアップ
特徴 その時点で存在するすべてのファイルをバックアップする 前回バックアップした後に更新されたデータのみバックアップする
バックアップ先のデータ容量 元データの10倍程度の容量が必要。(過去7日間のデータのみ保持する場合) 元データと同等程度の容量

毎日フルバックアップすると、バックアップ先の容量も大量に確保する必要がある上、バックアップ時間も長くなります。

筆者の場合は、容量3TBのHDL-AAX3に、安価な4TのUSB外付けHDDを接続して、バックアップ専用ディスクとして運用しています。

差分バックアップならば、バックアップも数分で完了するので快適です。

ポイント

差分バックアップ機能があると、バックアップ先のHDD容量を節約できます。

バックアップ時間のスケジューリング機能

バックアップスケジュール機能

バックアップ時間をスケジュール化できるのも、IODATA HDL-AAXシリーズの便利な点です。

スケジューリング機能を使うと、指定した時間に自動的にバックアップを取ってくれます。

なぞの生物
PCの電源がOFFの状態でも、夜中に自動的にバックアップしてくれるので便利じゃ
ポイント

IODATA HDL-AAXシリーズには、スケジューリング機能が内蔵されているので、PCが無くても大切なデータをバックアップすることができます。

FAQ:NASに関するよくある質問

データセンターのイメージ

ネットワークHDD(NAS)の購入前に、筆者が調べた内容をご紹介します。

内蔵HDDが故障したら?

NASの内蔵HDDが故障した場合は、市販のHDDを入れ替えることができます。

2ドライブ搭載モデルでミラーリングしている場合は、故障したHDDを交換すると、自動的に新しいHDDにデータがコピーされます。

1ドライブ搭載モデルの場合は、USB外付けHDDなどに、確実にバックアップを取っておきましょう。 参考リンク

保証期間は?

HDL2-AAX, HDL-AAXシリーズの保証は3年間(内蔵HDDのみ1年保証)です。

法人向けのHDL2-AAXW、HDL-AAXWは、信頼性の高い「WD Red」(ウエスタン・デジタル、NAS専用HDD)を搭載しており、24時間NASの状態を管理するクラウドサービス「NarSuS」に登録することで、HDDを含めた3年保証となります。

数年前に発売されたネットワークHDD(NAS)が安くなっているけど、最新の製品にしたほうがよい?

パフォーマンスを求めるならば、最新モデルの購入がおすすめです。

今回の検証でも、最新モデルは、9年前の製品と比較して約3倍ものパフォーマンスの向上があることがわかりました。

データバックアップ用途など、それほど高いパフォーマンスが不要な場合は、安く購入できる旧モデルを購入してもよいでしょう。

2.5GbE環境は普及していないので、まだ不要では?

絶対必要ではありませんが、近い将来2.5GbEが普及したときに幸せになれます。

筆者は、HDL-AAX3を購入する際に、2.5GbEに対応していないHDL-AA3と価格を比較したのですが、わずか2千円の差しかなかったので、2.5GbEに対応したHDL-AAX3を選択しました。

2020年8月の価格改定により、HDL-AAXの定価は、HDL-AAと同一になりました。特に理由がなければ、2.5GbEに対応しているHDL-AAXシリーズがおすすめです。

HDD別売りのNASはおすすめ?

割り高になるため、家庭での利用にはNDD内蔵の製品がおすすめです。

Synology(シノロジー) 製品など、高機能なNASの筐体を販売しているメーカーの製品も検討したのですが、別売りのHDD(2本で3~4万円程度)も購入が必要なことから、ご家庭での利用には向かないです。

会社で業務につかうにはどのNASがおすすめ?

法人・企業向けNASをおすすめします。

より信頼性の高いNAS専用HDDを搭載した、高機能モデルが各社から販売されています。 参考リンク

まとめ:新しいNASはアクセス速度が大幅に向上!

今回は、筆者が購入した、ネットワークHDD「IODATA HDL-AAX」シリーズをご紹介しました。

最新のIODATA HDL-AAXは、9年前に購入した製品(IODATA HDL2-A2.0)と比較すると、アクセス速度が約3倍も向上しています。

お値段の方も安くなってきているので、複数のPCやスマホでファイルを共有したい場合は、ネットワークHDDの利用がおすすめです。

これから、ネットワークHDDを購入するならば、以下の条件で選ぶと良いでしょう。

  • 2.5GbE対応製品
  • データ転送速度が速い製品
  • USB3.0ポート付き

ネットワークHDDをうまく使って、大切なデータを失わないように守りましょう。

ではまた!

あわせて読みたい
ハードディスクの寿命は短い?!大切なデータを守るにはネットワークHDDがおすすめな理由 こんにちは、茶子です。 テレワークや巣籠り生活で、PCやスマホに写真や動画など大切なデータがたまってきていませんか? 私にも守るべきデータが沢山ありますが、先日...
HDL-AAX3

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてもらえると嬉しいです!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次