こんにちは、茶子です。
昨今の状況下で、リモートワークや巣ごもり生活が日常になってきている方が多いですね。
そのためか、大切な仕事や思い出のデータを安心して保存するための、ネットワークHDD(NAS:Network Attached Storage)の需要が増えてきています。
そこで今回は、私自身も使っている 国内初のマルチギガビット対応個人向けNASのアイ・オー・データ「HDL-AAXシリーズ」をご紹介したいと思います。
*\ ネットワークHDDのメリットについては、こちらの記事をご覧ください。 /*
- IODATA HDL-AAXシリーズの特徴
- HDL-AAX3を選ぶべき理由
- HDL-AAX3のベンチマーク結果
どれだけ性能が向上したのか、実際のベンチマークもご紹介します。
IODATA ネットワークHDD(NAS)「IHDL-AAXシリーズ」の特徴
HDL-AAXシリーズは、2020年1月に発売された新商品。
デュアルCPUと、高速な2.5GbEに対応した個人向けのネットワークHDD(NAS)です。
超高速データ転送機能
IODATA HDL-AAXシリーズの素晴らしい点は、データ転送機能が高速なところです。
ネットワークHDD(NAS)はスピードが命!ですね。
実は私自身、以前つかっていたNASの速度に不満を感じていました。
そのため、今回はできるだけデータ転送速度が速い製品を選ぶことに。そこで、IODATAの「HDL-AAXシリーズ」を購入することにしました。
「HDL-AAXシリーズ」に搭載された機能を簡単にご紹介していきます。
デュアルコアCPU搭載
ネットワークHDD(NAS)は、ファイル送受信を処理するファイルサーバー機能を搭載しています。
そんなファイルサーバー機能に欠かせない高速データ処理で重要なのがCPUです。
とりあえずは、高性能な製品を選んでおけばOK。高い性能が要求されるサーバーにも対応するデュアルコアCPUなら間違いありませんね。
2.5GB LANに対応
また、LANの速度も、LANケーブルで接続するネットワークHDD(NAS)の速度に大きな影響を与えます。
2.5GB LANは、一般的な1GB LANの2.5倍の転送速度を誇ります。
本記事執筆時点では、2.5GB LANに対応したPC(デバイス)や、ハブなどはそれほど普及していませんが、これから買うなら2.5GB LAN対応製品を選ぶと良いでしょう。
USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)サポート
ネットワークHDD(NAS)のUSB端子に、USB外付けHDDを接続すると、NASのデータを高速でバックアップすることができます。
このときに重要なのが、USBの規格です。
USB3.0( 3.1 Gen 1 )のデータ転送速度は5Gbpsですが、数年前のNAS製品に搭載されているUSB2.0の転送速度は、480Mbpsと、USB3.0の10%程度。
USB2.0に接続された外付けHDDの速度は、とても遅いのです。
ですから、高速データ転送を快適に行うためには、USB3.0( 3.1 Gen 1 )規格の製品を選ぶとよいです。
HDL-AAXシリーズ仕様
CPU | Marvell Armada382 Dual Core 1.33GHz |
---|---|
メモリ | 512MB |
LANポート | ( 2.5GBASE-T / 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T )× 1 |
USBポート | USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)/USB 2.0 |
リモートアクセス機能、Remote Link 3(リモートリンク3)
リモートアクセス機能を使うと、インターネットを経由し、世界中のどこからでも自宅のネットワークHDD(NAS)のデータにアクセスすることができます。
まさに、クラウドストレージの感覚で使えますね。
1ドライブモデルと2ドライブモデルはどちらがおすすめ?
1ドライブモデルと、2ドライブモデルの2つのモデルを展開
HDL-AAXシリーズでは、1ドライブモデル(HDL-AAXZ)と、2ドライブモデル(HDL2-AAXZ)の2つのモデルを展開。
両モデルとも、ディスク容量別に複数の製品がラインアップされています。
ディスク容量別のコスト比較(定価)
容量 | 2ドライブモデル | 1ドライブモデル |
---|---|---|
1TB | HDL2-AAX2 ¥33,300 | HDL-AAX1 ¥19,500 |
2TB | HDL2-AAX4 ¥41,100 | HDL-AAX2 ¥21,000 |
3TB | HDL2-AAX6 ¥48,800 | HDL-AAX3 ¥23,200 |
4TB | HDL2-AAX8 ¥62,800 | HDL-AAX4 ¥29,800 |
6TB | HDL2-AAX12 ¥93,800 | HDL-AAX6 ¥49,800 |
8TB | HDL2-AAX16 ¥112,800 | HDL-AAX8 ¥58,800 |
IO-DATAのHDL-AAXシリーズは、2020年8月から定価が1割ほど値下げされました。(IO DATA 2.5GbE対応NAS、24型番を値下げ)
- 2ドライブモデルはミラーリング(RAID1)時の容量にて比較
- 金額は定価(税抜)
性能重視ならば2ドライブ搭載モデルがおすすめ
予算に余裕があれば、迷わず2ドライブモデルを選ぶとよいでしょう。
2ドライブモデルをRAID0(ストライピング)モードで利用すると、データ読み込み最大226.6MB/s という超高速なデータ転送が可能になります。
コスパ重視ならば1ドライブモデルがおすすめ
1ドライブモデルは、2ドライブモデルに劣るものの、173.5MB/sもの転送速度が出るうえ、2ドライブモデルの半額程度ととてもお買い得なのが特徴。
そのため、コスパ重視なら、1ドライブがおすすめです。
コスパ重視のため、1ドライブモデルのHDL-AAX3(3TB)を購入しました。
ポイントなどを含めると1万8000円程度で購入できたので大満足です。
HDL-AAX3パフォーマンスレビュー
ここからは、私が実際に購入した、1ドライブモデルのHDL-AAX3のベンチマーク結果をご紹介します。
NASの性能進化をみるため、筆者がつかっている古いNASとの性能差を、CrystalDiskMarkベンチマークで比較してみましょう。
LANDISK HDL2-A2.0(2011年発売)のベンチマーク結果
LANDISK HDL2-A2.0は、2011年に発売された家庭用のネットワークHDDです。
2ドライブモデル、2GBの容量で、約4万円で購入しました。
こちらが、HDL2-A2.0のベンチマーク結果です。
読み込み速度は、39.2MB/s しか出ていません。
LANDISK HDL-AAX3(2020年発売)のベンチマーク結果
今回購入した、1ドライブモデル、HDL-AAX3のベンチマーク結果がこちらです。
なんと、古いLANDISK HDL2-A2.0とくらべて、約3倍の読み込み速度がでています。
これだけ早ければ、内蔵ハードディスクと同じような感覚で、使うことができますよね。
今回は、1GbE LANで計測したのですが、もしHDL-AAXがサポートしている、2.5GbE LAN環境で使えば、さらに2倍以上の高速化が見込めそうです。
新製品を購入して大満足でした。IODATA HDL-AAXシリーズはおすすめできます!
NASのアクセススピードは、9年で3倍以上に進化した!
結論としては、かなりの高性能にとても満足しています!
以前使っていた古いNASと比較し、こんなに速度が早くなっていることに驚きました。
充実したバックアップ機能
IODATA HDL-AAXシリーズは、バックアップ機能も充実しています。
大容量データのバックアップに便利な「履歴差分バックアップ機能」
大量のデータをバックアップするときに便利なのが、履歴差分(増分)バックアップ機能です。
例えば、ビデオ編集などで毎日1GBのデータが増えていく場合、3日連続でデータバックアップを行うと、
- フルバックアップは約6GB
- 履歴差分バックアップは約3GB
のデータ容量が必要となります。
バックアップ方式の違い
バックアップ手段 | フルバックアップ | 履歴差分バックアップ |
---|---|---|
特徴 | その時点で存在するすべてのファイルをバックアップする | 前回バックアップした後に更新されたデータのみバックアップする |
バックアップ先のデータ容量 | 元データの10倍程度の容量が必要。(過去7日間のデータのみ保持する場合) | 元データと同等程度の容量 |
毎日フルバックアップすると、バックアップ先の容量も大量に確保する必要がある上、バックアップ時間も長くなります。
筆者の場合は、容量3TBのHDL-AAX3に、安価な4TのUSB外付けHDDを接続して、バックアップ専用ディスクとして運用しています。
差分バックアップならば、バックアップも数分で完了するので快適です。
差分バックアップ機能があると、バックアップ先のHDD容量を節約できます。
バックアップ時間のスケジューリング機能
バックアップ時間をスケジュール化できるのも、IODATA HDL-AAXシリーズの便利な点です。
スケジューリング機能を使うと、指定した時間に自動的にバックアップを取ってくれます。
IODATA HDL-AAXシリーズには、スケジューリング機能が内蔵されているので、PCが無くても大切なデータをバックアップすることができます。
FAQ:NASに関するよくある質問
ネットワークHDD(NAS)の購入前に、筆者が調べた内容をご紹介します。
まとめ:新しいNASはアクセス速度が大幅に向上!
今回は、筆者が購入した、ネットワークHDD「IODATA HDL-AAX」シリーズをご紹介しました。
最新のIODATA HDL-AAXは、9年前に購入した製品(IODATA HDL2-A2.0)と比較すると、アクセス速度が約3倍も向上しています。
お値段の方も安くなってきているので、複数のPCやスマホでファイルを共有したい場合は、ネットワークHDDの利用がおすすめです。
これから、ネットワークHDDを購入するならば、以下の条件で選ぶと良いでしょう。
- 2.5GbE対応製品
- データ転送速度が速い製品
- USB3.0ポート付き
ネットワークHDDをうまく使って、大切なデータを失わないように守りましょう。
ではまた!
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