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【名言で学ぶ英語】チャップリンの元気と人生のヒントをもらえる名言と英語表現

当サイトは実体験をもとにしたブログですが、広告リンクを含む場合があります
チャップリン

こんにちは、茶子です。

今日は波乱の生涯を送ったチャップリンの名言と英語表現をみていきたいと思います。

目次

喜劇王と呼ばれたチャップリンの悲劇と波乱の人生について

チャールズ・チャップリン(愛称 チャーリ- 1889~1977) は、世界三大喜劇王と呼ばれた、俳優、映画監督、コメディアン、脚本家です。

チャップリン映画 1921年『キッド』The Kid

1921年『キッド』The Kid

 

チャップリンの波乱に満ちた生涯は、芸人の両親のもとに生まれたことから始まります。

5歳の時に初舞台に立ち、路地で芸を披露し、劇団を転々とする・・そんな風に子供の頃から芸を磨き、1913年(チャップリン24歳の時)映画界へと入っていくことになります。

その後は皆さんご存じの通りスターダムを駆け上がり、サイレント映画で世界を魅了し、世界三大喜劇王とまで呼ばれるようになりました。

 

そんな全世界を笑いの渦に巻き込んだ ”喜劇王” チャップリンですが、皮肉にも彼の子供時代は、悲劇を絵に描いたような境遇の中にありました。

後に彼は幼い頃を振り返り、「幼い頃の貧困生活から拭い去れない負の遺産や劣等感に苛まれる」と語っています。

大スターという輝かしい光の影には、幼い頃の極貧生活、後のアメリカ国外追放といった、不遇の出来事もありました。

 

そんな波乱に満ちた生涯を送ったチャップリンは、様々な心に響く名言を残しています。

次の章では、彼の数ある名言から、筆者が特に好きな名言を5つピックアップし、簡単な英語表現の解説とともにご紹介します。

世界三大喜劇王とは

映画の黎明期に数々のコメディ映画をつくった、ハロルド・ロイド、バスター・キートン、そして、チャールズ・チャップリンが世界3大喜劇王と呼ばれているそうです。

 

雨の中を歩くのが好きなんだ。誰も僕が泣いているとは分からないからね

歩きながらも涙が溢れてしまう、そんな名言です。

チャップリン映画 1925年『黄金狂時代』The Gold Rush

1925年『黄金狂時代』The Gold Rush

 

So no one can see me crying

I always like walking in the rain, so no one can see me crying.

私は雨の中を歩くのが好きなんだ。そうすれば、誰にも泣いているところを見られなくて済む

 

全世界を笑いと涙の渦に巻き込んだ喜劇王チャップリンですが、その生い立ちから、人知れず涙を流す日々もあったことでしょう。

下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ(You’ll never find a rainbow if you’re looking down)といってるチャップリンですから、思わず涙が溢れるときも、うつむくことなく堂々と前を向き歩いていたのかもしれません。

だから「雨の中を歩くのが好き。だって、誰にも泣いているところを見られずにすむ(I always like walking in the rain, so no one can see me crying)」なのですね。

 

英語表現を理解するポイント

like ~ing  ~することが好き ※ ~することが好きは「like to ~」とも言えますが、動名詞(ing)を使う場合と、to不定詞を使う場合では、若干ニュアンスが違ってきます。基本的には、以下のような傾向があります

  • 不定詞(to + V)は「未来」(これから何かの行動をとろうとしているときの意思を表す動詞)
  • 動名詞(Ving)は「現在/過去」(現在や過去について何かをしているときの動詞)

 

ただし、動名詞(Ving)を使うか、不定詞(to + V)を使うかで大きく意味が異なる動詞もあるため、注意が必要です。

意味が大きく違う動詞には、以下のようなものがあります。

  • forget to V (~し忘れた) / forget Ving (~したことを忘れる)
  • stop to V (~するために立ち止まる) / stop Ving (~するのを止める)
  • try to V (~をしようと試みる) / try Ving (試しに~をする)
  • remember to V (忘れずに~する) / remember Ving (~したことを覚えている)

 

何のための意味を求めているの?人生は切望するもの。意味じゃない

人生は意味を求めるものではなく、自ら切望して作っていく、そんな名言です。

チャップリン映画 1918年『担へ銃』Shoulder Arms

1918年『担へ銃』Shoulder Arms

 

Life is desire, not meaning

What do you want meaning for?  Life is desire, not meaning.

何のために意味なんか求めるんだ?人生は願望だ、意味じゃない

 

思春期前後のことを思い出してみて下さい。生きる意味や自分のアイデンティティについて、1度は考えたことがあったのではないでしょうか?そして自分が何者なのか、答えが出ずに怖くなる・・。

しかしチャップリンは言います。Life is desire, not meaningと。「生きる意味とはなにか???」などと考え、立ち止まっている場合じゃないということですね。

生きるってもっと必死なもの。「こうありたい」「こんな人生を送りたい」という切望を繰り返し胸に刻み、自ら夢を切り開くことではないでしょうか?

チャップリンの生きた激動の時代には、特にそう感じたのかもしれません。

 

英語表現を理解するポイント

  • mean for ~ ~を意味する、~を意図する

 

人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ

人生は近くから見たら悲劇に見えることでも、遠くから(俯瞰で)見れば喜劇だ、そんな名言です。

チャップリン映画 1936年『モダン・タイムス』Modern Times

1936年『モダン・タイムス』Modern Times

 

but a comedy in long-shot

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ

 

人生は、一つ一つのことにフォーカスすると悲劇に見えるようなことでも、全体でみると喜劇だ。とチャップリンは言っているのですね。

この言葉は、辛い生い立ち栄光の時も経験したチャップリンが、人生を達観する心境から出た言葉ではないかと思います。
見る側面によって物事は違って見えるということですね。

また彼は、当時主流だったドタバタ喜劇に涙(感動)と社会風刺(当時の社会を痛烈に皮肉)を加え、新しい「喜劇」作った人物でもあります。

そういったことから、喜劇の中には「悲劇」(涙) もあると言いたかったのではないかと(これは筆者の想像ですが)思います。

 

英語表現を理解するポイント

以下の2つは、映画や写真の世界でよくつかわれる言葉です。

  • close-up(クローズアップ):被写体またはその一部分を、画面いっぱいに拡大して映すこと
  • long shot(ロングショット):被写体とカメラの距離が非常に遠いショット。これにより、被写体の全体像が見えたり、周辺を含め全体が見えるため、被写体が小さく見える

 

  • tragedy 【名】悲劇、悲劇的事件、惨事
  • when (it is) seen in close-up   it is が省略されています。whenやifといった接続詞では、代名詞とbe動詞が省略されることがあります

 

笑いは、元気を与えて、不安を取り除き、痛みを止めるものだ

笑いがいかに重要か、そんな名言です。

チャップリン映画 1931年『街の灯』City Lights

1931年『街の灯』City Lights

 

Laughter is the surcease for pain

Laughter is the tonic, the relief, the surcease for pain.

笑いは、元気と安心を与え、苦しみを癒す

 

今でこそ、笑いは、痛みを感じづらくしてくれたり、免疫力が上がりストレスを感じにくくなるといったことが医学的に分かってきています。

しかし、チャップリンの生きた時代に既にこのことを言及し、人々に癒やしを与えるために喜劇をつくり続けたチャップリンの先見の明は素晴らしいですね。

 

英語表現を理解するポイント

  • tonic  (人の気持ちを) 元気づける[明るくする]もの
  • surcease  停止、休止

 

人生は素晴らしい、必要なのは勇気と想像力と少しのお金だけ

勇気と想像力と少しのお金さえあれば、人生は素晴らしいものである、そんな名言です。

チャップリン映画 1921年『のらくら』The Idle Class

1921年『のらくら』The Idle Class

 

Life can be wonderful if you’re not afraid of it

Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.

人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ

 

人生を恐れることなどない。勇気と想像力、そしてほんの少しのお金さえあれば、人生はとても素晴らしいものだ。

Life can be wonderful 本当にその通りです。勇気と想像力、そして確かに、少しのお金は必要ですね。

 

英語表現を理解するポイント

  • afraid of ~  ~を恐れる、~を怖がる、~について心配する
  • all it takes is ~  必要なのは~だけである
  • a little dough ちょっとしたお金

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

波乱に満ちた人生を送った、喜劇王チャップリン。彼から学べる事は、彼の映画からだけではなく、彼自身の人生からも、たくさんあることに気付かされます。

あらためて、チャップリンの映画を見たくなりますね。

Laughter is the tonic, the relief, the surcease for pain.

そう、笑いは、元気と安心を与え、苦しみを癒すのです!

 

チャップリン

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ちちさすさん、こんにちは!

    ゴールデンウィークは、仕事が入ってしまい休みの半分くらいはバタバタと過ごしております。あとは何しようかな。。

    笑。はい。基本はその時その時の興味のあることを書いているので、最近はスターウォーズや英語になってしまいました ^^;;
    本当は、カメラのことや日常のことなど書きたいことが沢山あるのですが、私の場合筆が遅いため(汗)記事が追いついていってない状態です。。

    おーちちさすさん、英文科だったのですね。日本文学を英訳って、すごい・・かっこいいなあ。
    たしかに、英会話ってリズムですね!リズムを上手く作れると会話も楽しくなりますよね(^^)

    え、手術されるんですね。手術っていろいろ不安なこともあると思いますが、頑張って下さい!
    私も、ちちさすさんのお身体の状態がどんどん良くなっていくことを、陰ながらお祈りして、応援しています!

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