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辛くて悲しくて虚しい思い… 忘れようとするのではなく、あるがまま受け入れる

当サイトは実体験をもとにしたブログですが、広告リンクを含む場合があります

こんにちは、茶子です。

今日は、私の好きな「A Lover’s Concerto(ラヴァーズ・コンチェルト)」という曲と、この曲を聴くと思い出す、私自身の過去の辛かった経験について、少し書きたいと思います。

人は

” 楽しい時間を知っているからこそ、それを失くした時はとても悲しく辛くなる”

また逆に

“深い悲しみを経験するからこそ、喜びも深く味わえる”

のだと、思います。

そんなお話です。

 

目次

人生 穏やかな雨ばかりじゃない

梅雨に入り毎日雨の日が続いていますが、この時期になると、ふと思い出し聴いてみるのが、このSarah Vaughan(サラ・ボーン)の「A Lover’s Concerto(ラヴァーズ・コンチェルト)」です。

 

How gentle is the rain ♪ That falls softly on the meadow ♪♪
なんて穏やかな雨なの。草原にやさしく降り注いでいる。

こんな歌詞で始まる、幸せに溢れた美しい曲です。

オリジナルはThe Toys(ザ・トイズ)が歌ったものだそうですが、私はSarah Vaughanのカバー曲のほうが好きです。彼女の優しい歌声がとても印象的な曲に仕上がっています。

How gentle is the rain ♪

といっても実際には、この曲のように穏やかな雨ばかりじゃありません。

冷たい雨激しい雨。。。いろいろな雨があります。

人生も一緒ですね。

 

穏やかで楽しい時もあれば、辛く悲しい時もある。

楽しい時間を知っているからこそ、それを失くした時はとても悲しくなります。

また逆に

悲しみを経験するからこそ、喜びも深く味わえるのだと思います。

 

私がこの曲を聴いていたのは、どちらかというと、辛い出来事があった時の方が多かったように思います。穏やかな雨というよりは、冷たい雨。

そんなとき、この曲が流れ、包容力のあるSarah Vaughanの歌声にとても癒されました。

この曲を聴きながら「前に向かって前進していくために、今は雨が、悲しみの中にある心を洗い流してくれている」と。。
勝手に、そんな風にさえ解釈することができたことに感謝しています。
かなりポジティブ(楽観的?)な人間に聞こえますが、私の性格というより歌の力です。

 

歌の力って大きいなと思います。

 

 

雨、そして過去の悲しく辛かった思い

雨と過去の悲しく辛かった思いのイメージ画像

 

とても大切な母がこの世から旅立っていったとき

ちょうど雪まじりの雨が降っていました…

病院の窓から見えるその雨や雪が

あふれ出る涙と重なり

全ての世界がにじんで見えたのを覚えています。

その日思い切り泣くことができたからなのか、大切な人がいなくなってしまったショックがあまりに大きかったからなのか、その後数年間は母を思い出し泣くことすら、出来なくなってしまいました。

 

最愛の人を失くす辛さから立ち直るのに

どのくらい必要なのでしょう…?

…..

恐らく、大切な人を失くした悲しみや悔しさは、一生消えることはないのかもしれません。

ただ

どんなに傷ついたことであっても

現実を受け入れ、前に進むようになる… 最終的には、時間が解決してくれるのだと、今は思えるようになりました。

 

恋愛

大好きだった人に別れを告げられた日

この日もちょうど雨でした。

今となっては過去の事として笑い話にもできますが、その日の事やその日感じた気持ちは今でもよく覚えています。

彼から別れ話が出てくる事は、何となく気が付いていました。

なんだかザワザワする。。

そんな自分の気分転換のため、その日ジムのプールに向かいました。プールの施設内にある休憩室で休んでいたとき、彼からのメールに気が付きました。

そして、別れの言葉。

 

”分かっていた事”

だったはず…

それでも心臓が押しつぶされそうな寂しさや悲しさが溢れてきます。
頬を伝う涙を必死で隠しながら、どこか誰もいない場所はないかと探し、プールの隣にあるジャグジーへ向かいました。そこには1人で浸かれる露天風呂のようなものがあり、とりあえずそこに入ることに。

ふと気付くと、雨がしとしとと降り出してきました。

そして、雨に打たれながら…

ようやく泣くことができました。

この時

ずっと前から泣きたかった自分がいたことに、初めて気が付きました。

 

仕事

仕事で… 頑張ってもがんばっても

自分が思ったような成果が出せずに

もがいていた。。

そんな日も雨が降っていました。

当時、外資系の会社で働いていた私は、日本にいながらも、言葉や文化の壁、リーダーとしての立場、といったことにぶち当たり、孤独感を抱いていました。

それは、決して周りのせいなどではなく、あくまで自分自身の問題だったのですが
当時の自分には、何をどうしたら良いのか分かりませんでした。ただ、がむしゃらに孤独や不安と戦いながら頑張るしかない。

そんな気持ちでいた時期

会社からの帰り道、駅を出ると雨が降っていました。

傘を持っていなかったため、仕方なく家まで走って帰ることに。

暗い夜の中、滑りやすい道を、雨に濡れながら走った日。

自分の不甲斐なさに

ただ涙が

ぽろぽろ、ぽろぽろと

出てきたことを覚えています。

 

別れ

私の人生に大きな影響を与え、とてもとても尊敬していた大切な人が

この世から旅立ってしまう前に

最後の食事に行ったのも

冷たい雨がしとしとと降っている時でした。

雨に濡れないように気をつけながら、必死でレストランに向かったのを覚えています。

 

その人は

もうすぐ自分が今生きている世界から、いなくなってしまう

という事を理解していました。

「やるだけの事はやった」と

最後に、彼は言いました。

 

…でも、本当に?

… 本当に、人間は自分がもうすぐいなくなることを受け止められるものなのでしょうか。

私にはまだ分かりません。

 

雨の中、抑えきれない悲しみ、そして自分の無力感に、わんわんと、人目もはばからず ただわんわんと、泣いたことを覚えています。

 

 

 

忘れるのではなく、受け入れること

雨の日には、時々、こんな過去の出来事を思い出します。

本当に本当に、切なくやるせない思いだった…

今でも

そしてたぶん一生

本当に辛く悲しかった思いというのは、ずっと心の中に残るのかもしれません…

でも、

無理に忘れることはないと思うのです。

 

重要なのは

忘れるのではなく

受け入れること

 

人は誰もが皆 そうやって

悲しみを、辛かったことを、

乗り越えていくことが出来るのだと、私は信じています。

 

 

 

あなたの雨が、穏やかな雨でありますように。

 

さいごに

Sarah Vaughan(サラ・ボーン)の優しい歌声が印象的な「A Lover’s Concerto(ラヴァーズ・コンチェルト)」ですが、とても良い曲です。よかったら、聴いてみて下さいね。

How gentle is the rain ♪ That falls softly on the meadow ♪♪

 

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