こんにちは、茶子です。
ターミネーターシリーズの最新作、「ターミネーター:ニュー・フェイト」(原題:Terminator: Dark Fate)を観てきました!
テンポの良いストーリで魅せる大迫力のアクションは、とても良い出来で、ターミネーターファンには楽しめる作品でした。
そこで今回は、ターミネーター:ニュー・フェイトの注目ポイントや、気になる全米興行収入、個人的な感想などをお伝えしていきます。
この記事はこんなあなたにお勧めです。
- ターミネーターシリーズに興味がある
- ターミネーター:ニュー・フェイトを映画館で観るかどうか迷っている
ニュー・フェイトはターミネーターシリーズ6作目の特別作品
「ターミネーター:ニュー・フェイト」は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大ヒットSF映画「ターミネーター」のシリーズ最新作です。
「ターミネーター」は、過去に何作品も続編が制作されてきましたが、シリーズ6作目となる本作は、
- ジェームス・キャメロンが28年振りに制作に復帰
- 「サラ・コナー」を演じたリンダ・ハミルトンも28年ぶりに出演
という理由で、特別な作品になっています。
ジェームズ・キャメロンが28年振りに制作に復帰
本作で6作目となるターミネーターシリーズの映画ですが、1991年に公開されたターミネーター2以降は、映画製作権などの都合で、それまで監督を努めていたジェームズ・キャメロンは制作に直接関わっていませんでした。
そのためかわかりませんが、ターミネーター2以降の続編では、前作を超える大ヒット作品はありません。
アクションシーンは派手ですがシナリオの出来栄えなどは「B級映画的」なものが多く、業界関係者による辛口映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも、最近の作品の評価はかなり低いです。
作品名(公開年) | 映画評論サイト 評価(支持率) |
---|---|
ターミネーター (1984年公開※) |
RTスコア:100% |
ターミネーター2 (1991年公開※) |
RTスコア: 93% |
ターミネーター3 (2003年公開) |
RTスコア: 69% |
ターミネーター4 (2009年公開) |
RTスコア: 33% |
新起動/ジェニシス (2015年公開) |
RTスコア: 27% |
ニュー・フェイト (2019年公開※) |
RTスコア: 71% |
公開年に※印がついた作品には、ジェームス・キャメロンと、リンダ・ハミルトンが参画しています
最新作となるニュー・フェイトは、71%の支持を集めており、それ以前の作品と比較してもかなり高評価ですね。
新起動/ジェニシスの評価は27%か・・
ワシの個人的な感想も、こんな感じじゃ。違和感は無い。
ジェームズ・キャメロンの復帰により、過去の作品群は無かったことに!
今回ジェームズ・キャメロンが制作に復帰したことで、彼が参画していない作品群(ターミネーター3、ターミネーター4、そして、ターミネーター:新起動/ジェニシス)は、別の世界の話として、なかったことになりました!
無かったことに?いったいどういうことじゃ?
うむ、大人の事情じゃな
???
新しく物語を創造するためには、過去の作品からの制約を受けたくない!
それも、自分が参画していない作品群なぞ・・・ いっそのこと、無くしてしまえ!
もしかすると、ジェームズ・キャメロンはそのように考えたのかもしれませんね。
過去作品が無かったことになった理由はタイムパラドックス
過去作品が無かったことになった理由は、ジェームズ・キャメロンの私怨(?)だけではありません。
それは、タイムパラドックス(Time paradox)です。
た、たいむ、ぱらどっくす?
タイム(TIME):時間
パラドックス(PARADOX):逆説、矛盾
タイムは時間、パラドックスは逆説、矛盾といった意味ですから、タイムパラドックス(Time paradox)は「時間の矛盾」という意味になります。
はい??
解説するぞ
ターミネーターの劇中では、未来から過去に旅をするタイムトラベルが登場します。
未来から送り込まれるターミネーターや、未来から来た人間は、時空を超えたタイムトラベラーということですね。
タイムトラベルについては、ドラえもんで見たので知っているぞ
うむ、話をつづけるぞ!
タイムパラドックス「時間の矛盾」とは「タイムトラベルによって発生する矛盾」のことです。
「タイムトラベルによって発生する矛盾」ってなんじゃ?
今回の映画のストーリーと、過去の映画のストーリーに矛盾が発生しているのじゃ
つまり、今回のターミネーター ニュー・フェイトの新たなストーリーがタイムパラドックスを発生させているため、つじつまが合わない「ターミネータ3」以降の作品は、違う世界のストーリーとして、最初から無かったことにしたというわけです。
「親殺しのパラドックス」という有名な話があります。
タイムトラベルで自分が生まれる前の時代を訪問したタイムトラベラーが、そこで自分の親を殺してしまったらどうなるでしょうか?
親が死んでしまったら、そのあとに生まれるはずの自分は生まれないことになります。 それなのに、自分はどうして存在しているのか? 不思議ですよね?
ターミネーター ニュー・フェイトは、ターミネーター2正式な続編!
ということで、ジェームズ・キャメロンからすると苦々しい(?)過去の作品群は無かったことになり、ターミネーター ニュー・フェイト(原題:Terminator: Dark Fate)は、1991年に公開されたターミネーター2の正当な続編ということになりました。
「サラ・コナー」を演じたリンダ・ハミルトンも出演
1作目、ターミネーター劇中でのサラ・コナーは、未来から来た刺客から逃げまわるヒロインでした。
2作目のターミネーター2では、息子ジョン・コナーを献身的に守る強い母親となり、
そして、今回のターミネーター ニュー・フェイトでは、チート級のパワーアップを遂げています!
最新作のターミネーターの感想
リンダ・ハミルトンは画になる pic.twitter.com/M56uYoKTPx— 詫@MHW:Sleet (@wabii0227) November 10, 2019
強すぎる、そして恰好いい!
雰囲気は昔のカンフー映画にでてくる、老師といった風格がありますね。
今回の映画では、リンダ・ハミルトンが一番目立っていたのぅ
うむ、主演はリンダ・ハミルトンじゃ。タイトルロールも一番最初に名前が出ていたぞ
エドワード・ファーロング演じるジョン・コナーは出演するの?
Terminator 2: Judgment Day (1991) #EdwardFurlong pic.twitter.com/reGdHPxVSm
— Bubblegum Bitch (@HarleyIvy123) November 4, 2019
もちろん、これまでの作品群でのキーパーソン、レジスタンスのリーダーとなるジョン・コナーもでてきます!
気になる登場シーンは・・ぜひ劇中でご覧ください!
「ターミネーター:ニュー・フェイト」は大ヒット?
気になるのは「ターミネーター:ニュー・フェイト」の興行収入ですよね?
映画の全世界の興行収入は、公開後一週間の全米興行収入から予測が可能です。
2018年に公開されたスター・ウォーズシリーズのスピンオフ映画「ハン・ソロ」 の興行収入について以前お伝えしましが、今回の「ターミネーター:ニュー・フェイト」はどうでしょうか?
大ヒット上映中って宣伝しておるぞ(それも公開初日から)??ちがうのか?
・・・・・。
さっそく、全米の興行収入を見てみましょう!
いつものように、Box Office Mojo! というサイトで、公開一週間の全米興行収入を調べてみました。
その結果は・・・・
「ターミネーター:ニュー・フェイト」の全米興行収入
全米の公開1週間の興行収入が3700万ドル!
3700万ドル?これはいい数字なのか?
いや、大赤字じゃ!
なんとっ (> <)
アメリカのエンターテイメント業界誌、Variety誌によると「ターミネーター:ニュー・フェイト」の制作費は1億8,500万ドルだったとか。
最終的には、1億ドル(100億円超)の大赤字になるとのこと・・・
興行収益が振るわない理由は?
ターミネーター:ニュー・フェイトの全米興行収入が伸びなかった理由は何でしょうか?
作品単体としては、とても良くできた作品だと思います。
しかし、超人気作の続編というだけで、観客の期待値は高くなってしまいます。 通常の作品ならば、良作として純粋に評価してもらえる作品でも、ターミネーターの続編となるとそうは行きません。
全米興行が悪かったからと言っても、日本ではヒットする可能性はあるぞ
それは、そうじゃ!
私自身、実際に観てみて面白いと思った作品だっただけに、この興行収入の低さが気になり、理由を考えてみました。個人的には、以下の2点のようなことがあったのかな?と思います。
主演俳優の年齢問題
主演のリンダ・ハミルトンは63歳、アーノルド・シュワルツェネッガーは72歳です。
年齢がすべてではありませんが、本作がアクション映画であることを考えると、アクション俳優としては若くはない年齢です。
ターミネーターを見たことのない人たちには、シニアの俳優が主役を務めるこの作品はウケなかったということでしょうか・・
準主役俳優の知名度が高くない問題
もう一つ考えられるのは、準主役俳優の国際的知名度の低さかも知れません。
劇中でグレイスを演じたマッケンジー・デイヴィス以外は、国際的に名前を知られている俳優はいません。
「ターミネーター・ニューフェイト」を見るとマッケンジー・デイヴィス夢女子になってしまう pic.twitter.com/N8m9S2im8e
— さまこ (@samako211) November 9, 2019
準主役を好演していたナタリア・レイエスは、南米はコロンビア出身。現地のTVドラマなどでキャリアを積んだ女優さんで、本作に大抜擢されました。劇中ではスペイン語のセリフが目立ったのですが、スペイン語圏の観客の受けを狙ったのかもしれません。
#ターミネーターニューフェイト
みんなが言ってるマッケンジー・デイヴィスはもちろん良かったけど、予告ではあまり目立っていなかったナタリア・レイエスも予想以上に良かった。キャストに関しては本当に素晴らしかったと思う。 pic.twitter.com/cPRBPQ4Ne2— Taku@DCアンバサダー (@batmanight) November 9, 2019
いずれにせよ、個人的には、キャストも含めて好きな作品の一つです。
専用ポップコーンバケットが素晴らしい
さて、ここで一つご紹介です。
映画館では「ターミネーター:ニュー・フェイト」の公開にあわせて、専用ポップコーンバケット(上写真)が数量限定で販売されます。
このバケット、クオリティが高くてとても良いのです!
劇場で実物を見て、ついつい購入してしまいました。
ポップコーンとドリンク(両方Mサイズ)がついて、お値段2500円です。
高さ20㎝と、実物に近いサイズ! 造形もとてもリアルで、印象的な赤い眼は、クリアレッドのプラスティックでできており、スマホなどで簡単に光らせることができます。
おお、いい出来じゃ
中野ブロードウェイのお店などで、高値で取引されそうじゃw
い、いかん、急いで観賞用、改造用、保存用に3つ買ってこないと!
さいごに
今回は、ターミネーター:ニュー・フェイトについてお伝えしてきました。
最終的に1億ドル(100億円超)の大赤字になるとも言われている本作ですが、個人的にはとても好きな作品でした。
素晴らしいCGやアクションシーンもさる事ながら、各キャラクターが歩んできた過去や未来にそれぞれドラマがあり、心がほろりとくるシーンがありました。
個人によって、それぞれまた違った感想を持つかと思います。ぜひ劇場へ足を運びご覧になってみてください。
ではまた!
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