こんにちは、茶子です。
英語を上達させたい。単語や文法を勉強しなきゃ・・でもなんだかやる気が起きない・・そんな時ってありますよね。
大丈夫です!誰だって体(脳)のバイオリズムがあります。そしてモチベーションの上がらない時も。
そんな時は海外ドラマで気分転換しましょ!
海外ドラマは、英語感覚が自然と身につく効果的な英語学習方法の1つなのです。
今日は、海外ドラマで英語を学ぶべき3つの理由をお話しします。
海外ドラマで英語を学ぶべき3つの理由とは?
英語力を向上させるためには、以下の2つをする必要があります。
- 英単語や英文法を覚える ”基礎学習” (インプット)
- オンライン英会話やスクールでの ”実践学習” (アウトプット)
という声が聞こえてきそうですね?w
分かってはいるけどやる気が起きない・・単語を覚えるのに飽きた・・オンライン英会話に繫げるのが面倒くさい・・
そんな時にオススメしたいのが海外ドラマを活用した英語学習方法なのです。
海外ドラマがオススメな3つの理由をみていきましょう。
理由1:気分転換して”やる気のスイッチ”を入れる
英語学習では、英単語や英文法を覚える ”基礎学習” (インプット)も大切です。
単純なインプットはつまらない
しかし、単純なインプットはつまらないので、次第に頭がボーっとして眠くなってしまいますよね・・
でも、それはあなたが怠けているわけではないのです!
頭がボーッとするのは、脳の活動が鈍っているからなんですね。脳は、楽しいと思うことや興味があることに対して活発に動く性質があるので、たまには気分転換が必要なのです。
気分転換にお勧めなのが海外ドラマ!
海外ドラマを観ていると、たとえ全部意味なんて分からなくても、今まで自分が覚えた単語やフレーズが出てくると嬉しくなりませんか?
キュートな女優さん、カッコイイ俳優さん達が話す言葉をきいて、同じように話せるようになりたいと思いませんか?
こんな風に気分が高揚しているときは、脳内でドーパミンが分泌されている証拠です。ドーパミンは英語学習への意欲を高めてくれるのに大活躍する物質です。
- やる気のスイッチをオンにする
- 思考力をアップさせる
- モチベーションや能力を最大限に発揮させる
あなたも、ぜひ海外ドラマで ”やる気のスイッチ” をオンにしてください!
理由2:効果的に英語のフレーズを覚えられる
英会話力を向上するには、たくさんの英語フレーズの引き出しを持つことが効果的。そのためには、英会話のお決まりのフレーズを、瞬間的につかえるように覚えることが必要になります。
でも、英会話フレーズ集などを使ってもなかなか覚えられないと感じることはありませんか?
ご安心ください。
海外ドラマを観れば、英会話フレーズを効果的に覚えることができるのです!
好奇心や興味があることは自然に覚えられる
海外ドラマを観るのって楽しいですよね。私も海外ドラマは大好きです。
次のストーリー展開はどうなるんだろう?と好奇心がかき立てられたり、主人公の恋の行方に興味津々で次のエピソードを観たくなったり・・。
実はこの「好奇心」と「興味」が英語学習において重要な要素だって知っていましたか?
脳研究者である東京大学の池谷裕二教授によると、好奇心や興味と記憶との間には大きな関係があることが分かっているのです。
好奇心や興味を持つことで、記憶力増強効果を期待できるシータ波という脳波がより多く出てくるのだとか。(池谷裕二教授 受験脳の作り方より)
つまり、大好きな海外ドラマを観ることは、英語のフレーズや発音を記憶するにはとても効果的なのです。
繰り返すことで「覚えること」につながる
実践的な英会話練習といえば、オンライン英会話や外国人の友達との会話がとてもおすすめです。
ただ1つだけ問題があります。それは、自分の都合でなんどもやり直して会話を確認することができないということ。
もちろんお願いして同じフレーズを繰り返してもらうこともできますが、それでは ”どんどん会話を進めていく” という本来の目的が達成できません。
そう思いますよね?でもフレーズを覚えるためには、繰り返して学習することが必要なのです。
実は、人間の脳は忘れるのがかなり得意です。そのため、学習効果を実感するためには繰り返し学習が必要と言われています。
忘却曲線はご存じでしょうか?これは、いかに人間が忘れることが得意かを表しています。
どれくらい忘れやすいのか?単語を例にとってみます。最初に10個の単語を覚えました。しかし4時間後には、そのうちの5個ほどしか思い出せないといいます。24時間後には3~4個、48時間後には2~3個しか思い出せません。(池谷裕二教授 受験脳の作り方より)
なんだか絶望的な数字ですが、これを防ぐことができます。それが「繰り返し」です。
オンライン英会話や外国人の友達との会話は、実践的な会話の練習には役立ちますが、この「繰り返し復習する」ということには実は向いていません。
さて、その点、海外ドラマはどうでしょう?
自分の観たいときに何度でも繰り返し観ることができますよね。
自分自身の英語の弱点や、使ってみたいフレーズだけを抜き出し何度も「復習する」ことだって可能なのです。
そして繰り返し学習する結果、短期記憶が長期記憶に変えられ、時間が経っても忘れない頑丈な記憶作りをサポートしてくれるのです。
理由3:リアルな英語が学べる
先日「英語学習者が外国人の友達を作るススメ」に関する記事をご紹介させていただきました。もう読んででいただけましたか?(^^)
この記事にも書いたとおり ”リアルな英語” に触れることは、英語学習を進める上ですごく大切です。
日常的な会話で実際に使われている英語表現。教科書に載っている会話集のようにシンプルなものではなく、前後のコンテクスト(背景、前後関係、状況)から微妙な表現の違いが学べます。
たしかに英会話フレーズ集の本やサイトも、知識としてはとても役に立ちますが、微妙なニュアンスや意味合いまでも会得することは、なかなか難しく感じるのではないでしょうか?
その点、海外ドラマで触れる英語は「前後のストーリー展開」「登場人物の性格」などフレーズ以外の情報と紐付けて、細かいニュアンスの違いを理解することができます。
そう、まさに ”リアルな英語” として学べるのです。
もう少し具体的に例をあげてみます。
生きた英語の例1 -「deal」をつかった表現
たとえば、「deal」という単語。
dealというと・・・教わったので覚えているのは “deal with”(問題に取り組む、対応する etc) の句動詞でしょうか? はい、確かにこの句動詞もよく使いますよね。
でも実際の会話では、もっと様々な「deal」が使われています。たとえば以下のようなフレーズをよく聞くかと思います。
- It’s not a big deal.(そんなに大したことないよ)
- It’s a deal.(それで決まりだね)
- What’s the big deal? (それがどうしたの?(= why do you care so much?))
生きた英語の例2 – ね、聞いてよ!の表現
つぎに「ね、聞いてよ!」と注意を引く表現。
この簡単な表現一つとっても、シチュエーションによって様々な言い回しがあります。たとえば、以下のようなもの。
- Listen to me(「話を聞いて」この表現は強く感情的な場面で使われることが多いです)
- Hear me out(listen to meと同じ「話を聞いて」。より穏やかで礼儀がある印象です)
- Guess what(ハッピーな事があったときに友達に「ね、ね、聞いて」のように使います)
これらも、ただフレーズ+訳を覚えるだけより、ドラマのストーリーの中で覚える方が
- どんな場面で使えるのか?
- どんな口調で使うといいのか?
など ”付随する情報” とともにみていくことで、理解を深めることができます。
生きた英語の例3 – あなたならできるの表現
もう一つ、「あなたなら出来るわ」という表現。
この英訳を考えたとき「you can do it」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、実際には以下のような表現もよく使われています。
- You can handle it.
- You can make it.
- I’m sure you’ll be fine.
今回紹介したようなフレーズは、海外ドラマをみていると本当によく出くわします。
このようなフレーズを心に留めておいて、実際の生活で使ってみるとさらに楽しくなりますし、英語力の向上にもつながります。
さいごに
いかがでしたでしょうか?今日は以下の3点について紹介してきました。
- 海外ドラマで脳をハッピーにさせることで、学習意欲をキープできる
- 海外ドラマへの興味や好奇心、繰り返し観ることが、英語の記憶の定着につながる
-
勉強だけでは分からない本当にリアルな英語が学べる
具体的な学習手順と学習ポイントについては、以下の記事にまとめました。
ぜひ海外ドラマを上手く活用して、楽しみながら英語力向上へつなげて下さい!(^^)/
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