こんにちは、茶子です。
今日は、最近みつけた英語の発音の本を紹介しようと思います。
- 英語の発音が難しい
- リスニング力がなかなか上達しない
- 英語の感覚がイマイチつかめない
と感じている人におすすめな本「CD付 世界一わかりやすい 英語の発音の授業 – 関正生 著」です。
数時間でサクッと読め役立つ内容がたっぷり。しかもクスクス笑ってしまう場面まであります・・。
英語の基礎から身に付けたい人は参考にしてみて下さいね。
著者の関正生 氏について
まずは、本の著者 関正生 先生について、簡単に紹介させて下さい。
以下、Amazon 掲載の著者紹介からの引用です。
1975年7月3日 東京生まれ。
埼玉県立浦和高校、慶応義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業。TOEICテスト990点満点取得。現在、リクルート運営のオンライン予備校「受験サプリ」、TOEIC対策「資格サプリ」にて英語の授業を担当。
予備校デビュー1年目から出講校舎すべてで、常に最多の受講者数・最速の締め切り講座数を記録。
Amazon
上記に少し記載されていますが、関先生の分かりやすい授業はかなり評判が高く、神授業とさえ言われています。
私自身も、リクルート運営の「スタディサプリ」という講座で、初めて関先生の講義を拝見し、すぐに大ファンになってしまいました。
関正生先生の講義の様子(YouTube)を載せておきます
動画をご覧になっていただくと分かりますが、とにかく分かりやすいのです。「なるほどね~」と腑に落ちる授業は、目から鱗が落ちまくりです。
筆者がそんな関先生を知るきっかけとなった
ではここから、「世界一わかりやすい 英語の発音の授業」の概要からオススメポイントまで、紹介していきたいと思います!
なぜ読む – 発音が英語の感性・リスニング力・単語力の基礎となる
今回私が、この本「世界一わかりやすい 英語の発音の授業」をおすすめしたいと思った理由からお話しします。
私自身もそうでしたが、英語の勉強をするというと
- まず「単語」と「英文法」を覚えて
- 英字新聞を読んだり英語のニュースを聞いたり
- 会話の練習をする
と、こうやって見てみて・・気付きましたか?
そう!「発音の基礎(パターン)をしっかり理解する」という学習がどこにもない、抜けてしまっているのですよね。
今回、はたして本当にそれで良いのだろうか?と思いたち、この本を手にとってみました。
実際この本を読み進めていくと、発音の理解が
- 英語の感性を身につける
- リスニング力を養う
- 単語力を向上させる
- 英語を楽しく確実に上達させる
などの英語力の基礎を養う上でとても重要であると、よく分かりました。
私自身、学生時代、ただ丸暗記するだけの英語学習に嫌気がさしました。今思うと、それは肝心の発音力向上のための学習が抜けていたためなのではないかと思います。
- 発音学習は、英語学習の基礎
いつ読む – 発音学習の最初に読む
いつ読むかですが、英語の基礎部分なので、出来るだけ早めに読んでおいた方が他の学習の手助けにもなってよいと思います。
この1冊からはじめよう!
英語がさっぱりわからない・・・そんな社会人や学生を救ってきた名授業で、あなたの英語観が劇的に変わります。書籍 帯より
書籍の帯に書いてあった言葉を引用しましたが、たしかに人によっては英語観が劇的に変わってしまうかもしれません。
たとえば、本書で扱っている弱形。
英単語の発音には「強形」と「弱形」があるのですが、ご存知ですか?・・私は学生時代に弱形を教わった記憶がありません。え、私だけ?w
本書では、こういった私達が意識していなかった、しかしヒヤリングや発音をする上で重要な鍵となる「弱形」についても解説しています。
「学生時代に関先生と出会えていたら私の英語人生は変わっていたかもしれない」と本気で思う筆者です・・。
- 英語観が変わる
誰が読む – 学生から社会人まで発音に自信のない人
この本には、小難しい英語の理論は書かれていません。
とてもシンプルで分かりやすく、私たち日本人の発音の問題と改善について、楽しく書かれています。
たとえば、Rの発音。うっかりLと同じ発音になってしまうことはありませんか? right(右・正しい)と言いたいのに light(光)になってしまったり。Rの発音を難しいと感じている人も多いかと思います。
私たちがR[r]の発音として教わったことは「舌が丸まって舌先をどこにも触れさせないようにすると出てくる音」。でも実際、この知識だけだとR[r]は、難しいままです。
ところが実は「ある簡単なこと」を意識するだけで、R[r]を発音したり聞き分けたりすることが、グッと簡単になるのです。
この「ある簡単なこと」ってなんだと思いますか?
答えは「ぅ」(小さな「う」)。例えば「red」なら「ぅレッド」みたいな感じですね。
本では、これを裏付けるエピソード(英語圏の子供は [r] を話せない時期がある。なぜなら [w] の音を使ってしまうから)や、なぜ全く共通点のなさそうな [r] と [w] が関連しているのかについてまで、シンプルに分かりやすく書かれています。
こんな風に日本人が苦手とする問題に焦点をあて、その苦手をいかに簡単に解決するかについて書かれています。
ですから、学生から社会人まで、英語初心者や発音が苦手な人にも、おすすめできる良い本です。
世界一わかりやすい英語の発音の授業から得られるもの
本書を読んで、英語学習に期待できる効果を見ていきましょう。
最初にお伝えしなければいけないことが1つあります。
この本を読んだだけで、英語がペラペラ話せたり海外ドラマを字幕なしで観られるということは、残念ながらありません。
しかし、発音は英語学習の基礎になり英語力を底上げするという点で、今後様々な場面で役立つかと思います。
丸暗記なしで単語力をアップ
大人になってから単語を暗記するなんて、考えるだけで難儀ですよね。
英語習得と年齢の関係には諸説ありますが、大人のほうが子供より有利な点としてあげられていることが1つあります。
それは「パターン(関係性)を駆使した学習に長けている」という点です。
英語には法則やパターンがありますが、そのパターンを最初に理解しておくことで、大人ならではの脳の使い方で英語力を飛躍的に上達させることも可能になります。
本書では、発音パターンと単語の関係をシンプルに分かりやすく解説しています。
つまり本書を読めば、発音だけでなく単語力も養えるというわけです。一石二鳥です。
- 英語力を大きく向上させる鍵「英語の法則やパターン」を知り、丸暗記なしで単語力をアップ
英語の感性やリスニング力の向上
外国人と話しをすると「しゃべるの速っ!」って思いませんか?
本書の著者 関先生は言います。
実際の会話は「速い」のではなく「短い」んです
彼がいうには、私たちが「ネイティブはしゃべるのが速い」と思っているのは、ただの錯覚。実は単純に発音されていない「短い」音になっているから速く聞こえるだけだということなんです。
どういうことでしょう?
すごく簡単な例として「ask him」をみてみます。
ask him はどう発音するか? 実際に発音してみてください。
いかがでしょう?
「アスキム」のように答えたあなたは素晴らしいです。
そうなんです。ネイティブが「ask him」と言っても「アスク ヒム」とは聞こえません。実際には「アスキム」のように聞こえますよね。
本の中でも、このhimの [h] が脱落するパターンについて、しっかり触れられています。
英語は「弱形」になると [h] の音が完全に消えてしまいます。たとえば
him ⇒ (h)im(イム)
her ⇒ (h)er(アー)
のようになります。
・・ここで、かなり前の話ですが、以前私が外国人の友人に恋愛相談をしていた時のことを思い出しました。
英語の発音に慣れてないと、日常の何気ない会話でさえ「??」となってしまうことがありますね(汗)という例でした。
話が少し脱線してしまいましたが、以下のように
音の脱落や変化 ⇒ ものすごく早口に聞こえる ⇒ 理解できない
音の脱落や変化を知らないと、ネイティブの話していることが理解できません。
本書では、こういう英語特有のパターンを取り上げているため、英語の感性を身につけたりリスニング力の向上に大いに役立つ内容となっています。
- ネイティブの会話は「速い」のではなく「短い」ということを知り、英語の感性やリスニング力を身につけられる
英語が楽しくなる
本書を読み、英語パターンの知識を学習に活かすと、リスニング力や発音力の上達がはやくなります。上達が早くなれば「英語が楽しい」とも思えるようになってきますね。
さらに「英語が楽しい」と思えるようになれば、「もっと上達させたい」という学習へのモチベーションが上がり、より一層の英語力向上が望めるなど良い循環につながっていきます。
また本書は、解説自体も楽しく書かれているため、読み物として読んでも面白い内容になっているのも嬉しいところです。
私自身は
100年の恋が冷めても「ア」のままで「エ」と言おう!!
という、[ae]の発音の解説をした関先生の言葉に思わず大笑いしてしまいました。
たしかに・・アの大きな口のままでエと発声する練習を大好きなあの人に見られたら..100年の恋も冷めてしまうのかもしれません。
- 英語の「楽しさ」をしる
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は、関正生 先生の「世界一わかりやすい 英語の発音の授業」という本を紹介してきました。
英語を基礎からしっかりと上達させたいと思っている方は参考にしてみてくださいね。
関正生 先生の講義は、
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