こんにちは、茶子です。
今日は、東京両国にある江戸東京博物館(EDO-TOKYO MUSEUM)の様子をご紹介します!
東京都江戸東京博物館は、大規模改修工事のため全館休館となります。
休館期間:2022年4月1日~2025年中(予定)


江戸東京博物館は前から気になっていたのですが、「7つの謎解きミステリーラリー」という東京都内 7つの美術館・博物館と駅をめぐる謎解きイベントへの参加がきっかけで、今回はじめて見てきました。


この江戸東京博物館、江戸時代から平成に至るまでの東京(江戸)の歴史や文化にまつわる展示物が充実していることで有名ですね。
そして、実際に見学した感想としては「大満足」の一言!
デートにも、家族連れにもオススメなので、ぜひ行ってみてください!
この記事はこんなあなたにお勧めです。
- 江戸東京博物館がどのような博物館なのか知りたい
- 江戸東京博物館のクーポン情報を知りたい
- 海外からのゲストを案内する場所を調べている
江戸東京博物館はどんな所?
ではさっそく、江戸東京博物館についてご紹介していきます!
江戸東京博物館とは?


江戸東京博物館は、1993年にオープンした「江戸・東京の文化」をテーマにした博物館です。
江戸東京博物館では、定期的に企画展示や催し物なが開催されています。なんと行っても圧巻なのは、建物のスケールです。
吹き抜け構造の5階、6階に設けられた常設展示室の天井は10m以上の大空間。室内とは思えない圧倒的規模で、江戸・東京の建物等の展示物が設置されています。
- 広大な展示スペース (天井が高い!)
- 実物大の建物展示が凄い
- 大スケールミニチュアが当時の状況を判りやすく伝える


江戸東京博物館はこんな人に特にお勧め
江戸東京博物館はこのような皆さんに得におすすめです。
海外からの観光客の皆さん
まずは、外国人観光客の皆さんですね。
百聞は一見に如かず!日本の歴史、もとより江戸・明治の文化について判りやすく疑似体験できる江戸東京博物館は、海外からの観光客の皆さんにはとてもおすすめです。
模型好きの人
次にオススメなのは、模型が好きな人。江戸東京博物館の、圧倒的なスケールのジオラマ・ミニチュア展示は、模型ファンならばとても楽しめます。
大河ドラマが好きな人
最後にオススメするのは、歴史に興味がある、大河ドラマなどが好きな人です。
知っているようで知らない、江戸と明治初期の東京に関する展示物は、歴史ファンの興味を十二分に満たすことができるでしょう。
江戸ゾーンの展示内容
それでは、早速、江戸東京博物館の中に入ってみましょう!


巨大な日本橋と江戸城
入り口に入ると、まず目に入るのは・・


なんと!実物大の日本橋です!
日本橋は1603年に徳川家康公によって建てられました。(下写真)


この日本橋(木造の太鼓橋)のレプリカが、以下の写真の展示になります。


横から見た日本橋。その大きさが実感できます!


橋をわたると、当時の日本橋周辺の様子がジオラマ・ミニチュアで展示されています。
展示物に縮尺の表示は見当たりませんでしたが、フィギュアの大きさから判断すると、おおよそ1/35~1/32という国際統一スケールで構成されているようです。1/35は戦車などのミリタリー車両、1/32は飛行機のプラモデルで多く使われているスケール(縮尺)です。


その隣には、江戸城の場内の建物の展示があります。当時の江戸城は、当時の建物として最も大きな木造建築だったとか。とにかく巨大です。


巨大な建物をささえる複雑な造りです。とても精巧に作られています。


今は失われてしまった天守閣。
江戸の暮らし


これは当時つかわれていた「かご」です。実際に乗ってみることもできます。
時代劇などで見たことはありましたが、実物を見てみると思ったよりも小さいです。当時の人々は平均身長も低かったのですね。
江戸時代の平均身長は、男性で155cm、女性で143cmだったとか。かなり小柄ですね!当時は動物性タンパク質の摂取が少なかったことから、日本の歴史の中で最も平均身長が低かったのが江戸時代だったようです。


これは当時の行商人(物売り)が使っていた桶です。実際に担いでみると、前後のバランスを取るのが難しいです。


ちょうどこんな感じで、商品を運んでいたのですね。


これは江戸時代の寿司の屋台。当時は赤酢をつかっていたので、しゃりが赤いのと、ネタの大きさも今の寿司と比較すると1.5倍ほどありました。


こちらは、おなじく原寸大の歌舞伎小屋!


下から見ると迫力があります。江戸時代の歌舞伎は庶民の娯楽だったのですね。


ちょっと驚いたのがこの展示です。
短っ!
平均寿命が56歳! ということは、当時の落語なんかで出てくる、「長屋のお年寄り」というのは50歳を超えたくらいの人達だったんですね・・・。
超大規模ジオラマ・ミニチュアで江戸時代にタイムスリップ!


さて、ミニチュアファンの方々ご待望の、大規模なジオラマです!


いったい何万人いるのでしょう?大勢の人々で賑わう川辺の様子が再現されています。


屋形船!天ぷらとか食しているのでしょうか?


実際にズームレンズで拡大してみると、驚くほど細かいディテールが造りこまれているのが判ります。


多くの店舗で賑わう往来の様子。


望遠レンズでようやく確認できる、色鮮やかな着物の模様もステキです。


往来で芸を披露する芸人達。改めてみると、着物の柄の書き込みも細かいですね。


このショットは、個人的にお気に入りです。竿についた提灯売りの様子。


左下の子は、先ほどの提灯屋さんで、提灯を買ったんですね!
正確にはかって居なかったのですが、この橋の巨大ジオラマは5mx5m以上のサイズがあったと記憶しています。さすがに数mはなれてしまうと、細かいディテールは肉眼では見えないので、観賞用に双眼鏡がおいてありました。ズームレンズを装備したカメラでいろいろな構図を探してみるととても面白いですよ。
東京ゾーンの展示内容
それでは東京ゾーンに突入します!
かつて浅草に建てられていた明治の超高層建築


上の写真は、明治時代に浅草に建てられた凌雲閣(りょううんかく)。
1890年竣工、高さ52mで12階建ての、当時としては日本一の超高層建築でした。
しかし残念ながら、1923年(大正12年)の関東大震災で半壊したため、解体されてしまいましたね。


上の写真は、関東大震災の被災物(実物)です。当時つかわれていら煉瓦などが展示されています。
かつて銀座は日本のジャーナリズムの中心だった


かつて銀座は、日本のジャーナリズムの中心でした。
そんな銀座の象徴として目に飛び込んでくるのは、原寸大の朝野新聞(ちょうやしんぶん)社のレプリカです。
朝野新聞(ちょうやしんぶん)は、1874年(明治7年)9月24日から1893年(明治26年)11月19日まで東京で発行された、民権派の政論新聞。 (Wikipedia)
当時の銀座には、多くの新聞社が集まっていたそうです。


写真は当時の銀座のジオラマ。ちょうど写真の真ん中にある白い建物が朝野新聞ですね。


馬車と路面電車が走る銀座の街。


日が落ちると、ガス灯に灯がともります。
当時は空が暗くなると、一つ一つのガス灯に手で火をつけていました。
ガス灯(ガスとう)はガス燃料の燃焼による照明のこと。銀座には1873年にガス灯が設置され、電灯が普及する前に街灯として使われました。
子供のころ訪れたおばあちゃんの家のような懐かしい住宅


昭和コーナーに入ってきました。
少々古い造りですが、いまでも使われている昭和時代の集合住宅が再現されています。
写真は、東京都西東京市のひばりヶ丘団地のレプリカです。
ひばりが丘団地は、1959年(昭和34年)に竣工され、180棟、全2714戸建てられました。現在では老朽化のため立て替えが進んでいます。


ドアを開けると、向かいの家のドアが! 当時はエレベーターもなく、スターハウスと呼ばれた4階建ての建物でも、階段を使っていたそうです。


サザエさんか何かで見たことがあるような風景ですね?


80年代に流行った自転車。今見てもスタイリッシュなデザインです。


バブル時代の衣装!?のとなりに、当時のマッキントッシュとWindows95のパッケージ。


こちらはスバル360。富士重工業が開発した軽自動車で、1958年から1970年までに約39万台が生産された大ヒットの国産車です。今でも、中古車を大事に乗っている方がいます。
お土産コーナーも充実


江戸東京博物館は、お土産コーナーも充実しています。
海外からいらっしゃった人には、こんなお土産はいかがでしょうか。
和心盆栽セット!
持ち出し先の国や地域の規則(輸出相手国の検疫条件)に従う必要はありますが、持ち込めればお土産としては面白いかも。


江戸東京博物館のレストラン
江戸東京博物館のもう一つの売りは、充実したレストランのバリエーションです。
2018年4月に、あの三笠會館のレストランとカフェもオープンしました。
江戸東京博物館に来たついで….ではなく、レストランのために、ここに来る価値がありますね!
和食・甘味処 桜茶寮
こちらのお店の魅力は、美しい眺望! 周囲に高い建物が少ないため、7Fからの綺麗な景色が楽しめます。


ジャンル | 和食 |
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営業時間 | (火~日) 11:00~18:00 (土)11:00~20:00 |
フロア&座席 | 130席(カウンター12席、その他テーブル席) |
予約・問い合わせ |
03-5611-5550 |
銀座洋食 三笠會館
美味しさで定評のある三笠會館。味わい深い洋食がカジュアルに楽しめます。


ジャンル | 洋食 |
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営業時間 | (火~日) 10:00~18:00 (土)10:00~20:00 |
フロア&座席 | 62席、2F 団体専用 68席 |
予約・問い合わせ |
03-6240-4877 |
カフェ三笠
パンケーキが美味しそうでした!こちらも三笠會館系列のカフェです。


ジャンル | カフェ |
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営業時間 | (火~日) 10:00~18:00 (土)10:00~20:00 |
フロア&座席 | 32席 |
予約・問い合わせ |
03-6456-1246 |
江戸東京博物館の見学所要時間と混雑状況
ここまでご案内したとおり、江戸東京博物館はかなり見応えのある博物館です。
ですから、見学の所要時間は、最低でも1時間半~2時間。歴史や建造物、ジオラマ・ミニチュアの好きな方は、半日くらいはあっという間に過ぎてしまうかと思います。
混雑状況は、今回筆者が訪問した土曜日の午後の時間帯は、もちろん大勢のお客さんがいらっしゃいましたが、混雑で展示物が見づらいということはありませんでした。
しかし、少しでも空いている時間帯をねらいたい場合は、開館と同時の9:30に行かれることをおすすめします。
江戸東京博物館へのアクセス・開館時間・問い合わせ
特徴 |
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住所 | 東京都墨田区横網1丁目4−1
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アクセス |
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駐車場 | 大型バス及び身障者優先駐車場あり |
開館時間 | 9:30-19:30 |
ナイトミュージアム | 金曜日は21:00まで開館 |
問い合わせ | 江戸東京博物館 公式ページ |
江戸東京博物館の入場料
江戸東京博物館の入場料金(企画展観覧料を含む)は以下のとおりです。ご紹介したように、圧倒的大迫力の展示内容にも関わらず、かなりお得な価格設定だと思います。
一般 | 600円 |
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大学生・専門学校生 | 480円 |
高校生・中学生(都外)・65歳以上 | 300円 |
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 | 無料 |
江戸東京博物館のお得なクーポン情報
ここで、江戸東京博物館にお得な価格で入館する方法をご紹介します。
すみだ北斎美術館の半券を持参する
2016年11月にオープンした「すみだ北斎美術館」の半券を持参すると、江戸東京博物館の閲覧料が20%割引になります。 さらに、江戸東京博物館の半券を持参すると、「すみだ北斎美術館」の閲覧料も20%割引になります。
JAF会員証、地下鉄の一日乗車券を提示する
JAFの会員証、地下鉄の一日乗車券をお持ちの方は、20%割引で入館することができます。
JAF会員優待
JAF会員の方は江戸東京博物館の閲覧料が20%割引になります。(会員含む5名まで)
都営まるごときっぷ(1日乗車券)
都営チケットを一日自由に乗車出来るチケットです。
金額 | 大人600円、小児300円 |
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有効区間 | 東京メトロ全線 |
東京メトロ 一日乗車券
東京メトロを一日自由に乗車出来るチケットです。
金額 | 大人600円、小児300円 |
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有効区間 | 東京メトロ全線 |
東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券
こちらのチケットは、東京メトロと都営地下鉄線を共通で使えるチケットです。
金額 | 大人900円、小児450円 |
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有効区間 | 東京メトロ全線、都営地下鉄線全線 |
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は、江戸東京博物館のおすすめ、見どころ、レストラン、お得なクーポン情報をお伝えしました。
ご覧頂いたように、江戸東京博物館の展示内容は驚くほど充実しているので、観光客の皆さんはもとより、東京に住んでいる皆さんにもお勧めです!
できれば、半日から一日かけて、ゆっくりと見学すると楽しめます。
是非、お出かけくださいね!(^^)
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