こんにちは、茶子です。
英語を ”上手く” 話したいですか?
日本にいる外国人たちを見ていると、なんだか皆んな流暢な英語を話しているように感じますね。
周りはみんな英語ネイティブ?という錯覚に陥り、最悪の場合
- 英語が上手く話せないのは自分だけだ
- 英語を話すのが恥ずかしい
- 英語コンプレックスを感じる
とまで思ってしまうことも・・・
今日は「そんなことはない、世界の皆んなにとっても英語は外国語、訛りだってたくさんある」ということを、統計資料をもとにお話ししていきたいと思います。
日本だけじゃない!~世界には英語を外国語として話す人たちの方がずっと多い
たしかに、英語は世界で最も多く使われている言語ですし、世界共通語となっています。
ですから「英語が話せれば、世界中の人々と意思疎通ができる」と言われているのです。
その一方「日本人は英語が話せない」というレッテルを貼られ、まるで私たちだけが上手く英語が話せないかのように言われることもあります。
でも、本当にそうでしょうか?
今回このレッテルについての疑問を探るべく「世界中でいったいどれだけの人が英語を話しているのか?」「英語を第一言語とする人(英語ネイティブ)がどれだけいるのか?」について調べてみました。
その結果、意外な驚く事実がわかりました。
まずは、統計資料から見ていきます。
世界の言語の利用者数比較(ネイティブ+非ネイティブ)
英語は世界でどれだけの人々に使われているのでしょうか?
世界で使われている言語の利用者数を比較してみました。
以下の表をご覧になってみて下さい。
[table id=5 /]
予想どおりかと思いますが、はい、やはり英語の利用者数が世界で堂々の1位。11.2億人です。僅差で中国語が2位(11億人)になっています。
ちなみに、日本語は13位(約1.28億人)ですね。
今ご覧になっていただいた数字ですが、英語を第一言語として利用している ”いわゆる” ネイティブスピーカーに加え、英語を外国語として利用している非ネイティブスピーカーの数を合わせたものです。
(英語) ネイティブ + 非ネイティブ(英語が外国語)
では今度は、ネイティブスピーカーの数だけで比較するとどうなるのか?見てみましょう。
世界の言語の利用者数比較(ネイティブスピーカーのみ)
以下の表が、それぞれの言語を第一言語とするネイティブスピーカーの数になります。
(英語) ネイティブ + 非ネイティブ(英語が外国語)
[table id=6 /]
はい、英語が3位に転落しましたね!
1位は中国語、そして、2位はスペイン語という結果になりました。
外国語として英語を使っている人が多いの
英語を第一言語として使用しているのは、旧大英帝国の支配下にあった国々で、主に、イギリス、アイルランド、アメリカ、オーストラリア、カナダ(英語圏)といった国々がそれにあたります。
これらの国と地域の人口を足しても、3億7820万人にしかならないということなのです。これは英語を利用する人々の33%にあたります。
英語利用者の67%は非ネイティブスピーカーという事実
こうやって、あらためて確認してみると驚きの数字ですよね。
全世界で英語を使っている人々の67%が、英語を外国語として利用している非ネイティブスピーカーなのです。
考えてみると、英語を公用語として定めている国が多いことからも納得はできます。
実は、英語を公用語として定めている国の人々が必ずしも英語のネイティブスピーカーであるという事ではないのです。
例えばシンガポールを例にみてみましょう。
この国では、中華系の人々は中国語を第一言語として話しています。インド系の人々はヒンディー語、マレー系の人々はマレー語をそれぞれ第一言語として使っています。
彼らが共通言語として利用しているのが、非ネイティブスピーカーとしての英語というだけなのです。
- 日本人だけが非ネイティブスピーカーじゃない!
- 世界には非ネイティブだらけ!
- 気楽に英語を話そう!(^^)/
英語の訛りは日本人だけじゃない!~英語には特徴的なアクセントがたくさん
日本人はたとえ英語が話せても訛りがある、といったことも耳にします。
しかし、それって悪いことでしょうか?? 要は最終的に通じていればいいんじゃない?と筆者は思います。
私自身、外資系企業で働いていたときは様々な国からきた外国人達と会話をしましたが、みんな訛っていました。
オーストラリアだって、イギリスだって、アメリカだって、地域によってそれぞれのアクセント・訛りがあります。
世界共通語である英語は、実は、非常に様々なアクセントで話されているのです。
面白い動画をみつけました。下のYouTubeをご覧になってみてください。
なんと一人で、20種類以上の訛りを再現しています!w なかなか面白いです (^^)
イギリス訛りがこんなに種類があるというのは驚きですよね。農民風アクセントから先はさっぱり違いが判りませんでしたが・・。
なかなか上手いです。それぞれの訛りの特徴をかなりとらえているように思います。以下が動画に出てきたイギリスの訛り一覧です。
- British – Southern English – East London – Cockney (貴族の話す気取った言い方ではない、労働者階級の話し方)
- British (ジャマイカ風)
- British – Formal PR (Received Pronunciation 標準発音)
- British – 上流階級
- British – West- country 農民風アクセント
- British – Northern English マンチェスター訛り
- British – Northern English リバプール訛り
- British – Welsh ウェールズ訛り
- British – Scottish
- Irish – アイルランド訛り
- U.S American アメリカ
- U.S American イタリア訛り
- U.S American 南部訛り
- Australian
- French フランス訛り
- German ドイツ訛り
- Russian ロシア訛り
- Italian イタリア訛り
- Chinese 中国語訛り
- Japanese 日本語訛り (そういう風に聞こえるのでしょうか??)
- Indian インド訛り(上手い・・)
- South African
- Nigeria ナイジェリア訛り (もうわかりません・・w)
- 英語の訛りは日本人だけじゃない!
- みんな訛っている!
- 気楽に英語を話そう!(^^)/
英語はツール、恥ずかしがらずもっと気楽に使おう!
英語の非ネイティブスピーカーの割合や英語アクセントについて見てきました。
こうやって見てみると、世界で話されている英語には様々な背景や訛り・アクセントがあることが判りますね。
さてもうひとつ、世界の英語と通じる英語の話し方について分かりやすくプレゼンをしている動画があったのでご紹介しておきます。
この動画にも出てきましたが、重要なことなのでもう一度言いますね。
訛りのある英語が世界では使われているのです。
ですから、完璧な英語を話す必要はありません。また、自分の話す英語を恥ずかしがる必要もまったくありません。
とはいえ、英語はコミュニケーションの重要なツールの1つです。そのため、非ネイティブ間でも伝わる分かりやすい英語を話す心がけは必要。
分かりやすい英語を話すためには、まず英語の発音はある程度注意する必要があるでしょう。それから、先ほど紹介した動画のようにイントネーションや強弱のリズムを英語らしくすることも大切です。
- 英語は完璧でなくともOK!
- 通じる英語を心がけるだけでいい!(^^)
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今日お話ししたことをもう一度まとめると、以下の3点になります。
- 英語の67%は非ネイティブスピーカー!
- 英語はなまりで満ちている!
- 完璧な英語である必要はない!通じる英語を心がけよう!
英語はコミュニケーションツール。
ネイティブスピーカーの様に流暢に話す必要はありません。コミュニケーションが成立すればOK!恥ずかしがる必要もありません。
ただ最低限、英語らしい発音とイントネーションやリズムで話すよう心がけてみてください。そうするとグッと通じやすくなります。
英語の発音の学習については、以下の記事も参考になるかと思います。よかったらご覧ください。
コメント