こんにちは、茶子です。
今日は、都内最大級の文具専門店「丸善 池袋店」の様子をご紹介したいと思います。
- 大迫力の電車の展示
- 元祖ハヤシライスがいただけるカフェ
- モンブランやペリカンなど高級文具から、唐紙(とうし)やD-BROSなどのオシャレ雑貨、画材や和小物まで65,000点ものアイテムが揃った文具コーナー
など、大人がワクワクするものが沢山詰まった文具店でした!
惜しまれつつ「丸善 池袋店」は2021年7月31日に閉店しました。
都内最大級の文具店「丸善 池袋(MARUZEN)」
まずは、丸善 池袋店の概要からみていきたいと思います。
店舗概要
池袋南口に位置する藤久ビル東5号館の地下1階から地上2階までの3フロアで構成された「丸善 池袋」。
総売り場面積 400坪ほどの店内で取り扱うアイテム数は、なんと約65,000点と、都内最大級の文具専門のお店となっています。
店内には、万年筆などといった高級文具から、ボールペンなどの一般文具、和文具、画材道具、デザイン雑貨、丸善オリジナル商品まで、様々なアイテムが取り揃えられています。
また、1階に併設されたカフェでは、丸善伝統のハヤシライスもいただけます。
池袋の新名所【電車カフェ】西武新2000系・京急800系・東急電鉄7700系の展示は圧巻
まず目を引くのは、何と言っても、このビル1階にある電車の展示です。
ビルエントランスの大通り側からと、1階のカフェから見ることができます。
写真左から
西武の新2000系
池袋といえば、このお馴染みの黄色い車体の電車ですね!
京急の800系
鉄道ファンからダルマのニックネームで愛される赤く可愛い電車
東急電鉄の7700系
ビル内に入ると見えてくる(写真左)のは、日本初オールステンレス製、屈強な車体が自慢の電車の東急7000系を改造したものです。
3車体とも全て本物。 運転台の部分のみカットされ展示されています。
鉄道ファンはもちろん、この夢のある空間に、誰もが皆 わくわくするのではないでしょうか。
1階(ブック・ステーショナリーカフェ)
店内へ入ると、1階にはブック&ステーショナリーカフェ「ほんのひととき」があり
- 丸善伝統の早矢仕(ハヤシ)ライス
- こだわりのシングルオリジンコーヒー
- サンドイッチやスイーツ
- 夜はアルコールも
などが提供されています。
カフェスペースは1階に28席、2階に42席ほど用意されており、文具や本物の車両を眺めながら、ゆっくりと時間を過ごすのも良いのではないでしょうか。
カフェにいらっしゃるお客様を拝見していると、やはり皆さん、伝統の早矢仕(ハヤシ)ライスを召し上がっている方を多くおみかけました。
2階(高級文具・雑貨・世界のトランプ etc..)
2階の売場では、万年筆や革小物をはじめとした高級文具、デザイン文具や雑貨、丸善オリジナル商品など、大人を惹きつけてやまないアイテムが、約27,000も取り揃えられています。
(皆さん、思い思いの品に、目を凝らして見ていらっしゃいましたよ)
高級万年筆、革の手帳、皮製ブックカバーなど厳選した品揃えで、こだわりのある方には、たまらないフロアなのではないでしょうか。
写真は、ペリカン(Pelikan)の万年筆やボールペンたち。
(鮮やかなボディーが美しいペリカン(Pelikan))
この他にも、モンブランなどの世界中に愛好者の多い万年筆が 取り揃えられていました。
美しいライティングデスクと文具たち。
デスクを含め、ディスプレイされている全ての小物が、こだわりのある上質なものばかりです。
また、個人的に目を引いたのは、和小物や、海外のデザイン小物です。例えば
東京の老舗 硝子メーカーである Hirota Glass(廣田硝子)の江戸キャンドル。
日本の職人技が光るガラス工芸品は、自分用にはもちろん、プレゼントとしても喜ばれるはず。
元々は細工紙として中国の唐から伝わった 唐紙(とうし) “からかみ”。
和紙に模様を刷り込んだ美しい “からかみ” を使ったレターセットやグリーティングカードたちが素敵です。
グラフィックデザインという表現手法を使ったD-BROS(ディーブロス)の遊び心ある美しい商品たちも揃えられていました。
写真は、D-BROS(ディーブロス)のKUDAMEMO。フルーツ型のメモです。
こちらも、D-BROS(ディーブロス)のロングセラー商品、フラワーベース(Flower Vase)です。
かさばらないビニール製の花瓶ですが、水を入れるとぷっくり膨らみ、あっというまに 美しい花瓶のできあがり。
紙で作られたポップな時計は、ドイツ・ベルリン発のアートプロダクト・ブランド「I LIKE PAPER」のもの。
豊かなデザインの木製カレンダー。
長野県にある木工所・手作り時計工房のKIKORI(キコリ)の製品。
トランプと一言でいっても、こんなにあるんですね!?
北欧から、イギリス、フランス、イスラエルまで、世界中から集められた様々なトランプが取り揃えられていました。
オーストラリアのランジェリーをテーマとしたトランプ「THE SECRET WORLD OF LINGERIE(トランプ シークレット・ワールド・オブ・ランジェリー)」もありましたよ。
2階には、大人の遊び心をくすぐる芸術的な文具や小物が、たくさん取り揃えられていました。
地下1階(一般文具・画材・和小物 etc..)
地下1階の売場には、一般文具、レター、カード、和文具、画材商品などが、38,000アイテムほど取り揃えられています。
人気のアクロボールやジェットスリームなどの油性ボールペンがずらり。
デザイン筆や画板などの画材道具の数々。
油絵具やペインティングオイル
たくさんの懐紙(かいし)。
和紙を2つ折りにした懐紙は、本来は和食を口へ運ぶ際にマナーとして添えるものですね。
実は、懐紙の使用シーンは、懐石料理やお茶の席だけではないのです。
ホームパーティーの紙ナプキン代わりに使ったり、お菓子や天ぷらなどの敷き紙としても。
懐紙で箸袋を作ったり、ちょっとした小物やお菓子を渡すときのラッピングとして使っても素敵です。
ずらりと並べられたたくさんの種類豊富なカードたち。
山本仁商店の和雑貨の数々。
日本ならではの美しいデザインにうっとり。
扇子やモダンな和ランプなども
木製模型の組立キットです。
写真は、観覧車にスカイツリー。
姫路城の木製模型。とても美しいのですが、実際に組み立てるのは大変そう…?
使い心地の良さそうな acoustic world(アコースティック・ワールド)のバッグ
yaetoco(ヤエトコ)(無茶々園(明浜町 / 愛媛 / 四国)の新しい価値を創造するブランド)の製品もありました。
天然の製油を使用して作られた化粧水やエッセンシャルオイルなどがずらり。
ここまででご紹介したのは、ほんの一例です。
まだまだ沢山の魅力的なアイテムが揃えられています。
こだわりの品揃えは、まるで上質なおもちゃ箱のようでした ♪
丸善産みの親は、ハヤシライス産みの親
ところで、私たちが普段よく口にするハヤシライス。好きな方も多いですよね。
そのハヤシライスは、丸善の創業者である早矢仕有的さんが考案し
「早矢仕さんのライス」⇒「ハヤシライス」となったのだそうです。
明治の初期、丸善創業者の早矢仕有的が考案、そこから名付けられたとされる「ハヤシライス」。
ハヤシライスの命名には諸説ありますが、有的は当時日本を訪れていた多くの外国人との親交があり、また西洋料理にもなじみがあったため、友人が訪れるとあり合わせの肉や野菜をゴッタ煮にして、ご飯を添えて振る舞っていたようです。やがてこの料理は「早矢仕さんのライス」といわれるようになり、評判が評判を呼んでついには「ハヤシライス」の名で街のレストランのメニューになったとか。出典:丸善ジュンク堂公式ページ
上記は、丸善ジュンク堂公式ページ のハヤシライスについての案内ですが
なるほど。。丸善とハヤシライスの間には、こんな微笑ましいエピソードがあったのですね。となっとく。
丸善のハヤシライスをご自宅でも召し上がりたい方は
創業120周年の記念商品として誕生した「新厨房楽」の洋食缶詰シリーズやレトルトパックシリーズを、こちら「丸善 池袋店」の1階でお求めできます。
文化・芸術の街「池袋」にできたアート的文具専門店「丸善 池袋(MARUZEN)」
丸善のある、ここ池袋。
実は、古くから文化・芸術の街という側面も持ち合わせていたことを、ご存知でしょうか。
池袋モンパルナス という言葉を、一度は耳にされたことのある方も多いかと思います。
(出典:豊島区公式ホームページ)
大正の終わり 1920年代後半〜1930年代より、池袋西口エリアには、多くの芸術家が移り住むようになりました。
そして、ここ池袋の地で、芸術活動に情熱を燃やしていたと言われています。
夜になれば、池袋の繁華街へと繰り出した若き芸術家たちが、創作への思いや未来への夢などを、熱く語りあっていたとも。
かつてフランスの芸術家たちが愛した パリの ”モンパルナス” に似ているとして、「池袋モンパルナス」と呼ばれた街。
それから長い年月を経て、そんな池袋の街に新しくオープンした「丸善」もまた、芸術的な文具や雑貨を沢山取り揃えたお店です。
実用性はもちろん、アート性も兼ね備えた文具や雑貨の世界を体験しに、ぜひ「丸善 池袋店」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
アクセス・営業時間・問合わせ
アクセスや営業時間はこちら。
住 所 | 東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東5号館 B1~2F |
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アクセス | 池袋駅 東口より徒歩5分 / 西武南口より徒歩2分 |
営業時間 | (文具)10:00~21:00 / (カフェ)10:00~22:00 |
問合わせ | 03-5962-0870 |
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