こんにちは、茶子です。
今日は、英語が大嫌いで苦手だった筆者が、外資系企業への転職を成功させるためにした3つのことを、ご紹介したいと思います。
実は先日、プロフィールをみた人から「どうやったら外資企業へ転職できるのか?」という質問をいただいたので、今回私の経験をお話ししてみようと思いました。
外資や英語を使う環境での仕事をゲットして、もっと楽しく働きたいと考えている人には、参考になるかと思います。
英語が話せなくても外資企業への転職は可能か
まず、そもそも英語が話せなくても、外資企業への転職は可能なのでしょうか?
答えは「可能」です。
可能な理由は2つあります。
可能 – 英語をほとんど使わない部署あり
1つめは、外資企業といっても、英語を話す部署とそうでない部署があるからです。
私が外資で働いていたときも、帰国子女でバリバリ英語を話す人がいる一方で、英語を話せないどころか外国人が怖いという人まで結構いました・・。
ですから、外資で働きたいけど英語は話したくないという人は、外国人のいない部署や英語を話さない仕事内容を選ぶといいかと思います。
ちなみに、私は当時まったく英語が話せませんでしたが、あえて英語が必要な部署を希望しました。
理由は、私が外資へ転職したいと思ったきっかけが「多様な文化の中で働く」だったこと。また、どうせ外資で仕事をするなら、 “言葉の壁” を早く取っ払ってしまいたいと思ったからです。
このあたりは人によって好みがあると思うので、あえて英語を ”使わない” 部署を選ぶという選択肢も全然ありだと思います。
可能 – 求められる人材だと自己アピールできればOK
2つ目は、求められる人材だとアピールすることが一番重要だからです。
語学力は特筆スキルではありません。外資企業にとって英語は、”ただの” コミュニケーションツールです。
TOEICのスコアなど数字としての英語を気にするのは、外資ではなくむしろ日本企業。
グローバル化を目指す日本企業は、TOEICスコアが昇進条件となっている会社もあり、中にはTOEICがないと落ちこぼれ社員となるか辞めるしかないという会社さえあります。
では、外資企業で求められる人材とはなにか。
私自身が経験した採用される側と採用する側の立場から、以下のことが言えます。
- 強みをもっていること:面接ではよく「これまでどういう姿勢で仕事に臨んできてどんな実績を上げてきたか」が問われます
- 状況の変化やトラブルにうまく対応できること:外資はトラブルが ”ないこと” は重視しません。トラブルをどう乗り越えてきたか、状況の変化にどう柔軟に対処できる人なのかを重視します。面接でもよく聞かれることです
つまり、上記のような “求めらるもの” の要点を押さえ、しっかり自己アピールさえしていけば、外資への転職は決して難しくはありません。
英語に関しては「仕事をしながら勉強して話せるようになればいい」くらいの気持ちでだいじょうぶです。
では、次の章から、私が外資企業へ転職するために実際に行ったことを紹介していきます。
LinkedIn(リンクトイン)に登録
私が外資への転職を考えた時、1番最初にしたことが、LinkedIn(リンクトイン)への登録でした。
LinkedIn(リンクトイン)の登録は、友人からのアドバイスでやってみたのですが、予想以上にリクルーターから連絡がくるようになり、仕事に関する有益な情報をたくさん得ることができました。
ただなぜか、たくさん連絡が来るようになるまでには少し時間(数ヶ月)がかかりました。ですから、早めに登録しておいたほうがいいかと思います。
LinkedInの概要や登録しておくことのメリットをお話しします。
リンクトインとは
世界最大級(2018年4月現在の登録メンバー数はなんと5億4千万人だそうです)のビジネス特化型SNSです。
サービス開始は2003年5月なので、かなり昔からあるソーシャルネットワーキングサービスですね。
このSNSは以下のような目的で使われています。
- 取引先や同僚・上司とのビジネス交流の場
- 公的な自己紹介の場
- (企業にとっては) 人材を開拓する場
日本でのユーザー利用率は低いというデータもありますが、パナソニックや楽天といったグローバルな人材開拓に積極的な企業は、Linkedinを活用し人材の採用を行っているようです。(世界の即戦力、SNSで採用 パナソニックや楽天(by 日経))
このあとお話しするメリットも併せて考えると、外資へ転職を考えている人は、やはり登録しておくと良いサイトです。
リンクトインに登録する3つのメリット
LinkedIn登録で期待できるメリットを3つお話しします。
非公開の求人案件情報が得られる
リクルーターは、常に LinkedIn に登録されている情報をチェックしています。
ですから、条件に合う仕事がある場合、LinkedIn経由でリクルーターから連絡がくるようになります。求人公開前の仕事も紹介してくれるので、ビジネスチャンスが広がります。
スカウトされる可能性がある
企業のハイアリングマネージャー(採用担当)や面接官たちも、LinkedInをチェックしています。
そのため、彼らが自身のチームやプロジェクトに優秀な人材が欲しいとき、LinkedInでの繋がりを通し、直接スカウトの話が舞い込んでくるチャンスがあります。
こういったスカウトからの採用は、人事部を介した通常ルートに比べ、内定をもらう確率が高くなります。
面接時に有利にはたらく
前章でお話ししたように、面接を担当する人達も LinkedInをチェックしています。応募してくる候補者の情報をみることもあるでしょう。
そこで彼らに、LinkedInでビジネスネットワークに積極的に参加していることを示すことで、どこの誰か分からない状態より、ずっと好印象を与えることができます。
逆に、私たちもまた、面接官たちの情報をLinkedInから得ることができます。彼らのことを前もって知っておけば、面接での会話の展開を、有利な方向へ運びやすくなります。
リンクトインの登録方法
LinkedIn(リンクトイン)への登録は以下の手順で行います。
- LinkedIn サインアップページに移動します。
- 名、姓、メールアドレス、使用するパスワードを入力します。
(注: プロフィールの作成には必ず本名を使用する必要があります。会社名や別名の使用は許可されていません。詳しくは利用規約をご覧ください)- [LinkedIn に登録] ボタンをクリックします。
- プロンプトに従ってその他の手順を完了します。
日本語での登録もできるようですが、外資を狙うなら、ぜひ英語でも登録しておきたいところです。
私の場合、2度手間を防ぐため、以下の手順で英語プロフィールを登録しました。
- 英文レジュメを作る(英文レジュメは仕事に応募する際には必ず必要になる物ですし、最初に作った方が気が楽です)
- (1) で作成した英文レジュメを抜粋した文章をLinkedIn(リンクトイン)に登録
英文レジュメのフォーマットは、ネット上に(参考)ビズリーチの英文レジュメ のようにたくさん掲載があります。これらのテンプレートを参考に作ってみてください。
以下の項目を埋めていくパターンが多いです
- Professional Summary:キャリアの概要
- Skills:スキルや能力
- Professional Experience:職務経歴 (※ここに書く経歴は新しいものから)
- Education:学歴
- Certifications:資格
英文レジュメについては、ある程度書いたら、英語ネイティブに添削してもらうことをおすすめします。
誤字脱字がないのはもちろんですが、表現方法の工夫も必要です。
例えば、(謙遜することなく)自分の能力を最大限アピールするための表現を選ぶ必要があるのですが、このあたりが純日本人だと難しかったりします。
日本人は、英語が苦手といいながら意外と書けてしまうことから、文法や単語に間違いがないから大丈夫と思ってしまうかもしれません。
しかし、添削してもらうと気付く “ネイティブならでは” の表現があります。ぜひ添削はおすすめします。
英語の添削は、以下で紹介するような添削サービスを利用するか、英会話スクールに通っている方であれば、スクールのカウンセラーに相談するといいかと思います。
転職求人サイトに登録
前章で紹介したLinkedInに登録しても、すぐに仕事の紹介やスカウトが来るわけではありません。
そこで私は、転職求人サイトにも登録しました。
転職求人サイトに登録のメリット
転職求人サイトへ登録し、転職コンサルタントと話すことで、以下のような様々なメリットが得られます。
- コンサルタントがキャリアパスの相談にのってくれる
- 公開されていない求人情報も提供してもらえる
- 応募から内定まで必要となるサポートをしてくれる
- 内定や就業後も不安なことがあれば、相談にのってくれる
- 無料で業界や求人状況の有益な情報が得られる
転職サイトはどこを選べば良いか
外資企業を希望する場合は、できるだけ外資企業とのコネクションが強い転職サイトを選ぶ必要があります。
とはいえ、実際に登録してみないと、どの転職サイトがどの企業とのパイプを持っているか分からないというところもあります。
ですからまずは以下のような大手の転職サイトに登録をするところから始めてみるといいかと思います。
登録や相談は無料なので、多く登録した方が、それだけ気に入った仕事の案件に出会う確立も高くなります。
また、たとえ転職求人サイト上の検索結果に自分の気に入る仕事がなかったとしても、実は非公開の案件をかかえている会社が多くあります。
諦めずに、どんな会社・仕事で働きたいのかコンサルタントに相談してみて下さい。
転職求人サイトに登録~内定をもらうまでの流れ
まずは、転職求人サイトから、プロンプトにしたがい登録情報を入力していきます。
通常この後にコンサルタントと話すことになると思います。これまでの経験やどのような仕事を探しているかを話し、希望にあう仕事を探してもらいましょう。
気に入った仕事が見つかると、次は、応募 ⇒ 面接の流れに進みます。コンサルタントから「○○会社に応募したいか」という確認の連絡があった際、応募したい旨の意思表明をすることで、コンサルタントが応募の手続きを進めてくれます。
応募後、書類選考に合格すると、次は各企業の採用ルートに従い面接やテストなどを進めていきます。
転職求人サイトを利用することで、応募に必要なレジュメの作成から面接時の受け答えのアドバイスまで、内定をもらうまでの一連のプロセスにおいて必要なサポートを受けることができます。
このように、個人で直接企業に応募するよりも、戸惑うことが少なく効率的に転職活動を進めることができるため、転職求人サイトへの登録をおすすめします。
英語の勉強
外資企業で働くからといって必ずしも英語を使うわけではないことは、冒頭の方でお話ししましたね。
しかし仮に入社当初は英語を使わない部署に配属されたとしても、キャリアアップとともに英語を使う時がやってくるかと思います。
ですから、英語が苦手な人は早めに対策をうっておく方が良いです。
まずは日常会話から
人一倍英語が苦手だった私は、外資への就職活動と同時に英語の勉強を始めました。
忙しくても気軽に出来るスマホアプリを利用した学習から英会話スクールまで、その時々でやれることをやってきました。
英語学習方法については、当ブログの「英語記事カテゴリー」のなかでも書いています。
今のところ筆者の一押しは、忙しい人にもおすすめなスマホアプリ「
その他、余裕があれば、英会話スクールも良いと思います。
筆者が実際に通っていたお勧めスクールは「GABAマンツーマン英会話
他にも、手軽な価格で通える英会話スクール「イングリッシュビレッジ
また、通学する時間がないからオンライン英会話でという人は、24時間予約なしで話せる「ネイティブキャンプ
ビジネスの英語を学ぶ
まずは、コミュニケーションが成立するための英会話の習得が必要ですが
英語に慣れてくると、議論や交渉の場で「もっと洗練された英語を話したい」「専門分野のことも英語で上手く説明したい」という ”欲” が出てくるかと思います。
そんな時におすすめなのが、ビジネス特化型の英語スクールです。
「
「英語でのプレゼンや交渉の場でどのような表現が適切か分からない!」といった困った場合にすぐに相談することができ、重宝するかと思います。
TOEICを受験
私が外資を受けるときは、TOEICのスコアは聞かれなかったため、その段階では受けなかったのですが(というか実は一生受けたくないと思っていた・・(^^;;) )
結局、後になって受けなければならない時がやってきました。
以下の記事でその時の気持ちと状況をすこし書いています。
TOEICのスコアが収入に影響するというデータもあるので、私のように「後回し」にするのではなく、できれば早めに対策を打っておくといいかと思います。
また、TOEICを受けることで単語を覚えたり文章を読むのが早くなったりという効果もあるので、受験しておくといいですね。
- TOEIC公式サイト:IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会
- TOEIC学習の記事:TOEICスコアが上がらない?スマホアプリも使う勉強法「スタディサプリ」で効率的に目標スコアを達成しよう!
- TOEIC学習おすすめ教材:
スタディサプリTOEIC
さいごに
いかがでしたでしょうか。
外資企業というと ”ハードルが高そう” というイメージがある人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
実際、学生時代は英語が大嫌い、大人になってからも全く英語ができなかった筆者でさえ、外資企業で働くことが出来たのですから、外資で働きたいという強い気持ちさえあれば大丈夫です。
本記事で紹介した「外資に就職するためのコツ」を参考に、ぜひ外資企業への転職を成功させてくださいね。
きっと後に、「あの経験は一生の財産になった」というような経験をできると思いますよ! (*^^*)
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